9割の個人投資家が株式投資で負ける理由と株式投資で勝つにはどうしたら良いか
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1.株式投資の正しい捉え方
まずみなさんは株式投資にどのようなイメージを持っているでしょうか。
私が初心者の時は、株式投資は勝てばめちゃくちゃ儲けることが出来る、負ければ人生終わりのようなイメージを持っていました。
さらに株式投資で利益を出すことは非常に難しくて、チャートの読み方や、企業の財務状況についてなどの深い専門知識がないと到底無理だと思っていました。
実際、株式投資=難しいというイメージを持っている人はいまだに多くいます。
しかし、よく考えてみるとそうではなく、資産を増やすだけなら実は比較的簡単にできる投資方法です。
なぜなら、株式投資はプラスサムゲームといって、参加者全体の利益と損失を合わせてプラスになるものだからです。
短期的な売買の場合は自分の利益がそのまま相手の損失になるので、ゼロサムゲームといって、参加者全体の利益と損失を合わせてゼロになると言えます。
しかし、株を長期保有する場合は違います。
その場合は投資した企業の利益から定期的に配当金が手に入るため、株主である投資家全員が儲かる仕組みになっています。
もちろん買った株の値段が下がることによって含み損を抱える可能性はあります。
僕自身も数十社の株を持っていますが、全部プラスかと言われるとそうではないです。
ただ、余裕資金で無くなってもいいお金で長期的な株式投資をすればどうでしょうか。
株価が下落して含み損になっても余裕資金のため、そこまで気になりませんよね。
そして定期的に配当金が手元に入ってきて勝手にお金が増えていきます。
特に高配当株に投資を行えば、毎年5%程度の配当金がもらえるので、20年間で元本回収が出来てしまいます。
さらに、株式投資は長期であるほどリスクは小さくなり、結果的に安定した値上がり益も期待できるようになります。
現に日本をはじめとして、この前のコロナショックのような株価大暴落はあるものの、米国や英国などでは長期的に見ると、株式市場のチャートは順調に右肩上がりなのです。
特に米国は一次関数的にチャートが右肩上がりなのです。
この可能性を感じ、私も人気のあるS&P500や全世界株に投資しています。
このように長い時間をかけてゆっくりと投資していけば、株による資産の増加はそこまで難しいことではありません。
また、どんなに損失が出たとしても、現物株式なら資産価値が0円になって終了するだけです。FXや先物などのように借金を背負うリスクがまったくない点もより難易度を低くしているのではないでしょうか。
ここまでの話で、株式投資は難しくないとは言いましたが、実際のところ個人投資家の9割が株式投資で負けていると言われています。株式投資は投資家にとって有利な性質があるにもかかわらず、なぜそこまで負けてしまうのでしょうか。その理由は大きく5つあると思います。
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2. 9割の個人投資家が株式投資で負ける理由
①株について勉強しない
まず1つ目は、株について勉強しないということです。
勉強をしないというのはもう論外ですよね。
何も考えず、作戦も立てずに、ただ勘を頼りに売買しているだけの状態では投資ではなく投機です。いわゆるギャンブル状態です。
当たり前ですが、勘だけで勝てるほど株は甘い世界ではありません。
1度や2度ラッキーで勝てることがあったとしても、株式投資への作戦がなければトータルでマイナスになります。むしろ、1度や2度ラッキーで勝ってしまうと余計に次も勝てるんじゃないかと思って悪循環により大損を出す危険があります。
自分の株式投資の作戦を人に説明できない状態なら、この先も勝つことはありません。まずは株の勉強から始めましょう。
②手法だけに頼る
次に2つ目として、手法だけに頼るということです。
「手法」とは、ゴールデンクロスになったら買うなどのどこのポイントで買えばいいなどと言われている、株のやり方のことです。
買うといいポイントや、勝つためのテクニックは山ほど出回っていますが、この世に完璧な手法は存在しません。むしろ本やネットに出回っている方法やみんなが知っている方法はもう通用しないと考えた方がいいです。
株で絶対に勝てる方法など、絶対にありません。
なぜなら、株式市場は全世界の人たちが日々ランダムに行動する場だからです。世界中の人たちの「買いたい」「売りたい」の気持ちが一致することは絶対にあり得ません。
そのため、「手法」というものも、あくまで確率的に勝つ可能性が上がると言っているだけなのです。「手法」を使っても、当たり前のように負けます。100回連続で負けたっておかしくありません。
そんなとき、負けたことを「手法」のせいにして、自分のトレードを反省しなかったり、コロコロとやることを変えたりすると、余計に勝てなくなります。あなたに合った運用方法をしっかり考えて、「手法」を使っていくようにしましょう。
③ロスカットせず放置する
次に3つ目として、ロスカットせず放置するということです。
ロスカットを設定せずに株式投資を行うのは、勝てないどころか、大負けします。
ロスカットとは買った株が下がったとき、損が大きくなる前に早めに売るというものです。これをしないと、つづけて株価が下がったときに大損をこくことになります。
僕も初心者の頃は個別株を購入し、株が下がったから、今度は上がるだろうと、ずっと持っていて、どんどん下がり、結果的に値が半分以下になったことがあります。
それからは損切ポイントをしっかりと設定して、すぐに損切りし最小限に食い止めるようにしています。
そうすることで大きく負けることはなくなりました。
1銘柄に固執することとも似ていますが、損が出ているのに、そのまま放置しては負け続けるだけです。
もう少し待とう…と思っても、自分で決めたルールを守って潔くさっさとロスカットしてしまいましょう。
それが、あとあと株で勝つことにつながります
④負けた後にお金を取り返そうと思って、買いまくる
次に4つ目として、負けた後にお金を取り返そうと思って、買いまくるということです。
買った株が下がってしまい、残念ながらロスカットしたとします。
その後、その負けを取り返そうとして、新しく株を買いまくってしまう……これも、ずっと株で勝てなくなってしまう理由のひとつです。
負けたあとに買いまくるという行為は、結局ルールも作戦も無視して、感情にまかせて株をやっている状態です。
やっぱりこれも投機となる恐れがあり、負けた分を取り返そうと思ってはいけません。
あくまで、損失は損失として認めて、それをトータルでカバーする気持ちでいきましょう。
⑤人に頼る
最後に5つ目として人に頼るということです。
1つ目の勉強しないとも少し似ていますが、人にすべて頼って株取引をする場合は絶対に勝てません。株は、自分のお金を自分で動かしているという「責任感」を感じることが非常に重要です。
「株は自己責任だ」とよく言いますが、その意味は「負けたことを人のせいにするな」というだけではありません。
銘柄を選んでから取引を終えるまであらゆることがすべてあなたの責任です。
その能力を自分で身に付けようとする姿勢がないと、株で勝つことはできません。
· Twitterで有名な個人投資家が買ってたから
· 雑誌に載ってたから
こういう理由だけで株を買っていたらこの先ずっと他人に頼るしかなくなります。
その人が失敗したときには、自分の失敗だと思わなくなって、人を責めるしかなくなります。結果、成長しないままで終わります。
どんなにすごいトレーダーでも、セミナーなどを開く株の講師でも、他人の言っていることは「参考」にとどめるべきです。
あくまで参考にして、自分の取引に生かしていくようにしましょう。
3. 株で勝つにはどうしたらよいか
では株で勝つにはどうしたらよいか最後に簡単にお話します。
株で安定して勝つためには、細かいテクニックよりも、同じやり方を繰り返すことがポイントになります。
· きちんと株式投資する際の作戦を練る
· その戦略通りに投資する
· 反省する
· 次に活かす
· それを繰り返す
という流れがポイントです。
バラバラにやればやるほど、負けてしまうのが投資の世界です。
うまく勝つよりも、バラバラにトレードしないことのほうが大事です。
ルールを守って株をやることを、まずは徹底するようにしていきましょう。
4. 最後に
以上が個人投資家の9割が株式投資で負けてしまう理由と勝つ方法についてです。1つでも皆さんのためになる内容があれば幸いです。投資初心者の方はぜひこれを参考にして、自分に合ったアイデアを見つけていただければと思います。
今後も自分のペースでSNS活動(X、Youtube、note)を進めていきますので、どうぞ温かい目で見守っていただけますと幸いです。
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