読書感想文 #64 タックスヘイヴン
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
連休最終日の今日は寒く、冷たい雨が降り続ける1日となりました。
今日はこちらの感想になります。先日たまたま図書館で借りました。
タックスヘイヴン
橘玲 著
概要
目次
感想
シティハンターのようなハードボイルドの古波蔵と、真面目で奥手の牧島に、波瀾万丈の美人紫帆という同級生の再会が、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、ミャンマーと舞台が移り、北朝鮮まで関わるという次々と起こる謎の殺害事件や、国際投資銀行、租税回避、警察、政治家にヤクザ裏の世界まで、こんな世界があるのかと驚きの連続。
きらびやかな表とキナ臭い裏社会も対照的で、世の中の不条理を考えさせられるようなお話し。
原発のブラジル輸出の策略が、東日本大震災により、破綻し、それから狂い出した人生とか、北朝鮮の工作員の生い立ちとか、想像を絶する世界を味わえるのも小説ならでは。
2014年に出版された本ですが、今でも充分に読みごたえのある作品だと思います。
それではまた。
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