こんにちは、小羊です。

中国のなかでもかなり南、ベトナムと国境を接するところに雲南省という省があります。少数民族が多数くらしていることで有名ですね。

そんな雲南省の伝統料理（雲南料理）と聞いたとき、皆さんは何を思いつきますか？
雲南料理というと、よく、虫を炒めたものや、様々な種類の山のきのこを挙げる方が多いですが、これ以外のものとなるとなかなか思いつかないのではないでしょうか。

実は雲南料理は、虫やきのこ以外にも南方特有の様々な食材を使った料理があり、且つ、少数民族の食文化と融合した独特の料理が多数存在します。

今回はそんな、【虫やきのこだけではない、独特な食文化を誇る雲南料理】について、
・少数民族「ナシ族」の料理編
・珍しい食材編
の２回に分けてご紹介します🥰

では早速、ナシ族編スタート！

１、ナシ族、ナシ族料理の特徴

ナシ族は、雲南省の山間部や古城区に居住する少数民族で、伝承によると、かつて中国の西北部で遊牧生活を営んでいた羌人の子孫とされています。
漢民族の他にチベット族の文化的影響を受ける彼らは自然崇拝を基本としており、雲南省麗江市の名山「玉龍雪山」は彼らの聖地でもあります。

ナシ族料理は雲南省特有の食材を使っていることや、唐辛子をふんだんに使った辛めの味付けが特徴です。

２、代表的なナシ族料理

①腊排骨火锅（干しスペアリブの火鍋）

腊排骨（干したスペアリブ）、トマト、その他調味料を加えた滋味深いスープをグツグツと長時間煮込んで作った鍋料理です。スープに辛味はないですが、つけダレを自分で作る際に辛味を足すことは可能です。

長時間煮込まれたスペアリブはとても柔らかく、適度な塩味が効いていて美味いいい😋
追加投入する野菜やお肉は自分で選べます。
小羊は牛肚（牛ハチノス）、春菊、もやしを選びました。

〆に、残ったスープに火鍋用の麺を入れて食べるのを忘れないでね！

②纳西烤肉（ナシ焼肉）

五花肉を炙り焼きし、唐辛子などを和えた料理です。
お肉は、表面はカリカリで中は柔らかく、噛むと香ばしい香りが漂います🥰
結構ガッツリ唐辛子が入ってて辛めの味付け！

③丽江粑粑（麗江ババ）

小麦粉ベースの薄い生地が何層にも重なった揚げパンのようなもので、手で千切れるほど柔らかく、味は、甘い味としょっぱい味が選べます。
小羊はしょっぱい味選択しましたが、お惣菜パンのような感覚で食べることができ良かったです。

④牦牛肉串（ヤク肉串）

ヤク肉を串に刺し炭火で炙ったうえで、花椒やクミン、唐辛子粉をまぶしたものです。

羊肉串、牛肉串は他の地域でもよく見ますが、ヤク肉串は標高の高い雲南省ならではですね。
羊、牛に比べて赤みがしっかりしていて脂が少なめで肉肉しい感じ（肉を食べてる！って感じ）が小羊好みでした！

⑤牦牛酸奶（ヤクのヨーグルト）

名前の通り、ヤクの乳から作られたヨーグルトです。
きちんと加工処理されているらしく、特に変な臭みもなくとても飲みやすかったです。小羊的にはもっと臭みがあっても良かったんだけどなあ😅

ナシ族の食文化と融合してできた雲南料理、面白いと思いませんか？

第二弾【珍しい食材編】もぜひ読んでくださいね。
では、再见🥰