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一緒にいる時にパソコンで創作活動をするとパートナーが不機嫌になる原因は俺のせいでした


家族がいる方で、副業や趣味で休日にクリエイティブな時間を確保できている方はどのくらい居るのか。

自分の部屋にずっと居ても大丈夫な方や学生の方は問題ないと思いますが、子持ちや相方持ちは事情が違ってきます。

私は自宅に書斎も作業場も無いので、ノートパソコンを持ち歩いてリビングか寝室の机のどちらかで、家族の目の前で作業をする必要があります。少しの時間ならば家族には影響が出ませんが、集中して長時間の作業をした場合は家庭がギスギスしてきます。

ノートパソコンを開き創作活動(ゲーム開発)をはじめると、9割くらいの確率で機嫌が悪くなり不穏な空気が流れてきます。その原因がずっと分からずにいました。イライラの正体は一体何なのか、私はずっと考えていました。


いくつか不機嫌になる理由が何かを探ってみました。


【推測1】開発や創作活動や仕事をしているが、家でやるパソコンは遊んでいるように見える?

家事は先に行うか極力手伝うようにし、料理、掃除、洗濯を行い、相方に負担がかからないようにした。

その結果、不機嫌になる頻度は減りましたが、結局は家事の後でパソコンを使うので作業中に不機嫌になる事の回避には繋がりませんでしたが、少しは時間延長の効果はあったかもしれません。


【推測2】せっかくの天気の良い休みなのに外出せず、パソコンばかりやっているのが悪い。もっと有意義な休みを過ごしたい?

→夫婦共に基本的に外出が好きではないので問題は無さそう。ただし開発していてゾーンに入っている時には外出したくない時が多々あります。それで外出を渋ったり、外出するタイミングを逃すとOUT。外出希望の場合は家事の対応よりも、最優先で対応する必要がある。


【推測3】集中して打ち込める趣味があり、楽しそうにしているのが羨ましい?

→特段楽しそうに創作活動はしてるつもりはないが集中してのめり込んでしまうが、羨望はされてはいない様子。妻も絵を描いていた時期があり一緒に趣味の時間に創作が出来れば楽しそうだと思うのだけど…


結局、原因は何ですか

推測1~3は少しはどれも当てはまり、不機嫌になる理由の一部である事がわかったけれど、原因が何なのかは分からないまま数年が過ぎた。


ある日、気付いた

時間を忘れて作業していることが何度かあったので、ふとした時に妻に聞いてみた。


私『パソコンで作業しているときって、話しかけてもたまに返事をしない時がある?』

妻『たまにじゃない。良くあるよ』

ついに原因発見。

話しかけて無視されたら、聖者じゃなければ誰だって感じ悪い。ましてや一番近くにいる家族にされたら良い気分で無いのは明白。それも1回2回ではなく、私はほぼ無反応。原因は妻には全くありませんでした。俺でした。


不機嫌になるまでの流れ

パソコンで創作活動を開始する

楽しい

話が聞こえないほどのめり込む

返事しない×N回

家庭不和発生


パソコンで開発したりモデリングをしたり絵を描いたりする際、自分の世界を展開されている方は外部からの情報を遮断しがちではないでしょうか。遮断しているつもりは無くても聞こえなかったり、話しかけづらい雰囲気を作っている可能性があります。
最近になってようやく話しかけるのを遠慮してくれているのが分かった。


創作と家庭のバランス

まだ利益をあげられていなかったり、面倒を見なければならない小さな家族や老親がいる方は、周囲に自分の創作活動は理解されず、作業時間や環境を創るのがとても大変だと思います。

家庭環境が変わる時、進学や就職、入院やその他トラブルやライフイベントが被るとなおさら家庭へ配慮が必要になり、家庭が不和にならないように創作時間を捻出しなければなりません。もしくは創作を我慢しなければなりません。

それは早朝の家族が起きる前だったり、テレワーク業務後の数時間であったり、通勤の合間であったり、子供の習い事の待ち時間であったり、人それぞれに捻出できる時間とタイミングは多岐に渡ると思います。


羨望と妬み

24時間、何の制約もなく開発できる人は進捗も早く、アウトプットも素晴らしく凝った内容であったり、ツイッターや他のSNSで見ていても、どんどん先に先に進んでいきます。知った名前が有名になったりして羨ましい限りですが、それはその人が頑張って創作の時間を確保した結果です。

仕事が忙しくて時間が作れなかったり、家庭円満・家族の心を乱さない為に、ひっそり開発や創作活動をしている方がどれくらい居るのか、私には想像する事しか出来ませんが、既にそうしている方はたくさんいらっしゃるのだと思います。こうして記事にしている方は少ないかもと考え、ノートに投稿してみました。


創作活動に全力を注ぐ?注げるわけない。バランスが難しい

最終的に利益が出れば、家族全員の為になるのだから、全てをなげうって利益を上げたら良いじゃないかという意見もあると思います。

成果が出るまでの一時期を我慢して全力活動して一定の収入を稼ぎ、家族の理解を得やすくするのも良いかも知れません。

しかし、副業で創作活動をしている人は普段のルーティンを変えることは難しい事です。会社勤めの人はパフォーマンスを落とさないように、平日に創作でパワーを使いきることは出来ません。

平日に深夜まで無理をすれば翌日の業務のパフォーマンスが落ちます。落としても平気な業務ならば大丈夫かもしれませんが、雇って頂いている組織に対して手抜きで良いという対応はあまり誉められたものでは無いかも知れません。体力仕事や運転であれば前日の疲れは事故につながります。

かといって、休日にフルパワー創作をすると、集中すると周りが見えなくなる器用ではない人は、家族を完全スルーしてしまい、家庭不和を生み出します。丁度良い加減を探ることが本当に難しいです。


まとまっていないけど、まとめ

理解が得られれば創作活動が出来ます。しかし、理解を得られる結果(利益や評判)が出るまで、相方が『家事も育児もしなくて良いよ、君(あなた)は創作活動に打ち込んでね!』なんて言ってくれる人はほとんど居ないと思います。

今、誰にも縛られずに仕事や創作活動に打ち込めている人、または自由な時間が多い時に気づく事が出来た人は本当に恵まれていると思います。

それがやりたくても様々なシガラミや、自分を取り巻く環境の為に創作活動が出来ない人は、頭の中で何度も何度も効率的・効果的に作業が出来ないかを考えていると思います。

昔読んだ東大教授の推奨していた「思考の整理学」という本に思考(アイディア)の結晶化という言葉がありました。

ずっと考えていて、いつまでも忘れない長く風化しないアイディアや考え方は洗練されて良いものになるという内容でした。

創作活動が中々できなくても、アイディアや方法をEvernoteやOneNote等に逐一溜め込むと後々読み返せる膨大な引き出しになり、自分の創作活動の役に立つことがあります。

全力で創作活動が出来るような環境にする為には、色々な方法が人それぞれ事情が違うので正解方法は自分で探すしかありません。それでも自分が自由に創作活動をしたくて、考えに考え抜いた方法は良いやり方である可能性があります。もしダメだったとしても悩んで改善し、結晶化させた方法で挑めば良いと思います。

私もまだ最適なやり方は見つけられていませんが、AndroidからEvernoteに打刻するやり方は、私の創作活動の時間と、生産性を向上させました。これが最適かはまだ検証中ですが、他にも良いやり方が無いか探し続けていきます。

現時点では、平日の業務後に数時間開発をするのが一番、家庭にも仕事にも摩擦が少ない方法です。

摩擦の少ないやり方で、効率的に創作物UnityとNote記事をアウトプットしていく事、これが今の私の取り巻く環境での最適解です。

誰の役に立つのか分からない記事ですが、こんな兼業クリエイターもいるんだよという事を投稿しました。

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