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分不相応な採用にモヤる

バイト先で新しい人の採用活動をしていた。
毎日のようにいろんな人が面接に来ていた。

よくもまぁこんなゴミ溜に何人にもの人が集まってくれるもんだなぁと横目で眺めていた。
(そんなゴミ溜の職場に応募して働いている私が言うことでもないが…)

以前に工場長が、仕事に熱量がある人よりやる気のない人を雇っていると言っていた(←働いている私の前でかなりの失礼発言)ので、適当にすぐ決めるのかと思いきや5〜6人程の面接が終わったであろう時に「この人!っていう人がいない」と言っていた。

おとなしすぎて何を考えているかわからない、圧が強い、などが理由らしい。
「え、この人、この前やる気のない人を雇ってるとか失礼なこと言ってた割にめっちゃマトモな人選ぼうとしてるやん。」
と、この時点でモヤる私。

あまりにゴミ溜な職場すぎて、まともな人間はさっさと見切りをつけて辞めていく結果としてクズしか残ってない現状。

それを「仕事に熱量がある人は要らない(キリッ)」とかイキッた発言して、本当にダサいヤツだなと思う。


面接も一通り終わる頃に、改めて誰か決まったか聞いてみた。
そしたらなんだかんだで社会性がありそうに感じたおじさんを採用する予定とのこと。

「今は女性が圧倒的に多いから、男の人が増えればこの陰湿さはちょっとマシになって良いかもしれないですね。
女同士ってのはなにかと揉め事多いけど、男の人同士ってどうなんでしょうね」
ってなことを言うと、

「ここで働くような男の人は仕事にプライドなんてないっす」
と工場長。

いや、まじでどうしたらそういう話の展開になるんだよ。

コイツ、自分が適当に仕事してるからって他人を貶めるような物言いをしよる。
そんな発言にいつも苛立たされる私。

というか、
本業ありきで、副業で稼ぎにくる男性をナメるな

間違いなく、お前より1億倍 仕事にプライド持ってるよ。


とまぁ、その言葉は心の中に留めて「そうですか…」と適当に話を終わらせる。


そんなこんなで新しく職場にやってくるおじさんを待ち侘びていた私。

やっとまともに会話できそうな人が入ってくるかもしれない。

本当はさっさと辞めたいけど、とりあえず試験が落ち着くまでの辛抱と思って婆さんの悪口やいじわるに日々耐えている私。

新しい人が入って来れば少しでも心の支えができるかもしれない…

そんな希望を胸に抱き、ようやくおじさん初出勤!と出勤した朝に現れたのは、美人な大学生の女の子だった。

(いや、これはこれでめちゃくちゃラッキーなんだけれども)

でも、この子のことを考えたら絶対こんなところで働いたらいけない。

輝ける未来があって、選択肢もいくらでもあるキラキラの美人な大学生はこんなクソゴミな職場にいたらダメだ。

もっと優しい人がたくさんいて、楽しくてオシャレなところで働いてほしい。

と、心の中で考えるも他人の私がとやかく言うことはもちろんしない。
もし働き続けてくれるなら、私も嬉しい。



最高に素晴らしい人材なんだが、なんせ働く場所がゴミ溜だ。

ゴミ溜に彼女は「勿体ないの極み」だ。

工場長は選択を誤ったと思う。
(てか絶対顔で決めただろ)

これはおっさんでいくべきだった。


そして最強のコミュ症モンスターが仕切る最悪のポジションに彼女を配置した。

その選択も最低最悪。

ゲームスタートと共にラスボスと対戦なんて、富裕層の悪趣味な遊びかよ。


その後、彼女が出勤することはなかった。
そんなの当たり前だ。


最高級の食材を容れ物からそのまま三角コーナーにぶち込んだ工場長の罪は重い。


そもそも普段からコミュ症モンスターと全く会話をしない工場長。

自分も関わりたくないと思ってるようなモンスターの仕切るポジションに、新人を入れたところで誰も居着くはずがない。

そんなの子供でも考えたらわかる。


まずは現状をどうにかすべきだ。
現場責任者として、従業員を見下して壁を作るのではなくコミュニケーションを取って円滑に仕事が回るようにしろと思う。
仕事が円滑に回らないのは、人手不足以上に今までの体制に問題があるからだ。

そして他人を貶めることでしか自尊心を保てないモンスター達をどうにかしない限りはお話にならない。

それが出来てもないのに、新しい人を入れるなんてお門違いだ。

「良い人材がいない」のではなく「良い職場ではない」という現実をまず受けとめて欲しい。

ヤバい会社の人事は総じて、こんな甘い思考をしている。

自分達を棚に上げて、求職者や新人を上から目線で評価するのは厚かましいにも程がある。

キモオタがアイドルにガチ恋するレベルで厚かましい。

まずは鏡を見ろ。

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