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夢も目標も「退屈」から逃げた先にある。

ここ2、3週間ほどでしょうか。
平日にnoteでブログが書けていません。

人間に入る前も、入ってからも毎日更新を続け、300日ほど更新が続いていましたが、それも今やマチマチになりました。

平日はつぶやきだけで済ませてお茶を濁し、休日に何食わぬ顔でブログを投稿する。あたかも通常営業をしているかのようなすまし顔と素振りで、浅ましい限りでございます。

そうです。
お察しの通り、仕事が忙しくなっております。

アルバイトふぜいではありますが、3本も案件を並行して任せていただいており、その全てが来月にリリースを控えている。
笑うか泣くかしかありませんので、暫定的に思い切って大爆笑しております。

今日も終電ギリギリまで仕事をし、あとを山根さん(会社の代表)に託して恥ずかしながら帰っている途中であります。

駅までオフィス街を小走りで駆けていると、同じように終電を逃すまいと駆けていくスーツ姿の男性がいました。
そこでふと、自身を俯瞰して見ることができました。

「私はブラック企業に勤めているのだろうか?」

答えはすぐに出ます。
「NO」です。

元々、週3で来るだけのアルバイトだったのが3ヶ月前であり、アホみたいに仕事を貪り喰っていった結果が今なのです。上司から何か頼まれてやっていることは数えるほどしかありません。

そして何より、苦じゃない。

仕事が体力的にキツい、精神的にクる、なんてことは日常茶飯事ですが、やめたくなることが一度もありません。
あのスーツの男性がどうかはわかりませんが、少なくとも私は半年プー太郎していたこともあり、辞めることに怖さはありません。辞めたきゃ辞めます。

でも、辞めません。
辞めたくはありません。

その理由は何なのでしょう?

もし今が飲み会の場であり、自分を慕ってくれる数少ない後輩から「なんでそんなに仕事が好きなんですか?」と聞かれたら「夢だから」と吸えないタバコを蒸すように答えるでしょう。なるたけ低い声で。

でも、それは後付けです。
戦場から命からがら帰ってきた兵士のような帰路のテンションで考える答えはまるで違います。

「暇だから」です。

「またウケ狙いかよ」
「もういいよ、ブラック自慢は」
そう言われるかもしれませんが、嘘じゃありません。

今日だって何度も家に帰るタイミングがありましたが、数秒手が止まると恐ろしく不安になり、また別な仕事を探し始めます。その繰り返しがたまたま「終電」という外的要因によって妨げられているだけ。

たしかに「やりたい仕事」かもしれませんが、全部が全部じゃないし、最悪人に任せたって案件は回ることでしょう。

でも不安なんです。
怖いんです、「退屈」が。

私は趣味を「読書」と言うことが多く、SNSにも本を読むたびに読書家アピールすることを惜しみません。
しかし、その実態は微妙なものです。

本を読んでいても10分で飽きてしまい、YouTubeで紳助やダウンタウンのトークを20分聞かないと次の10分が読めない。
でも趣味が「YouTube」だとモテませんから、仕方なく本を読んでいるに等しい。

では仕事を切り上げてYouTubeを見ればいいのでしょうか?
それもまた違う。YouTubeだってすぐに飽きてしまうんです。

でも仕事は違います。
一定請け負ってしまえば、あとは半ば強制的に仕事をし続けることになる。そしてそれは時にキャパシティを満たし、超えてくるのです。だからいい。暇が潰れる。

とても後ろ向きな理由に見えますが、とどのつまり誰もが「暇つぶし」で日々を生きているのではないでしょうか。
目的だ、意義だ、夢だ、そう考えるのは好きずきですが、もっと野性的な本能に根差した動機は「暇つぶし」だと思うのです。

こうして帰り道にnoteを書くということは、今もまた「退屈」から逃げている最中なのかもしれません。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。