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【Focus】6月18日は何の日?(勢いを増すJD.com)

いきなりネタばらしからですが、6月18日はアリババに並ぶECモール事業者「JD.com(京東)」の創業記念日です。

そこでJD.comはこの日に「創業記念日セール」を開催し、5月後半よりこの日に向けた先行販売を開始しており、ここ数年11月11日の独身の日に迫る勢いの売上高を誇るまでになっています。

昨今のトレンドとして人気を集めているのが「ヘルスケア・メディカルケア商品&サービス」で、ここ最近の中国人の健康意識の高まりから、JD.com傘下のヘルスケア企業である「JDヘルス(京東健康)」のECサイトにおける販売が好調の模様です。

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例えば先行販売開始初日の5月24日のみで、滋養強壮剤は前年比+300%、ワクチン関連サービスは+230%、オーラルケア関連製品・サービスに至っては9倍の売上となっているということです。(中国にいると何故だか「滋養強壮剤」を良く目に触れる気がします…)

また、このトレンドを捉えてJDヘルスは、健康関連サービスを対象とした独創的且つ新鮮なキャンペーンを多様に投入しており、例えば「名医によるオンライン問診チケット」、「618元相当のヘルスケアサービスギフトカード」を抽選で1元で獲得できる施策等がその代表例として挙げられます。(ここらへんのサービスを抽選対象にしているの、中国っぽいですね)

先行販売初日に何らかの物品を購入したユーザー数は368%増ということで、アリババに迫る勢いを感じます。

少し話はズレますが、JDヘルス、香港市場に上場している中国大陸系ヘルスケア企業の中で現在時価総額は堂々の一位となっています。
同じ上場ヘルスケア系企業として名高いアリババ系の「アリヘルス」は2,660億香港ドル、中国平安グループ系の「平安グッドドクター」は1,050億香港ドルな中、JDヘルスは3,337億香港ドルと圧倒的な状況です。

「ヘルスケア」は今後中国がより重視していくサービス・事業カテゴリーである中、JD.comが今後どのようなポジションを築いていくのか、要注目です。

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