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2022年12月に観たライブ(内田万里とクレイジーピッグ/おとぎ話・有馬和樹)

名古屋には独特なライブ会場が多いなぁと思う年の瀬。早めのライブ納めをした12月の2公演。


12.3 内田万里とクレイジーピッグ『最後の祝宴』@ KDハポン(第2部:ド直球バンド編成)

元ふくろうずの内田万里がひっそりと始めていたソロ活動をようやく観ることができた。ふくろうずを観たのも8年半前のピロウズとユニゾンとの対バン以来だったのでだいぶ待望。関根史織(Ba)、河西愛紗(Dr)との3ピース編成。ほとんどソロでの曲を知らない状態で行ったけど、そこはさすはのメロディメイカー。すっと耳に馴染む人懐っこさがあった。キーボード、ドラム、ベースというシンプルな編成ながらエフェクトをかけまくった鍵盤や、あの癖のある歌唱もあって圧倒的なオリジナリティとバリエーションがあるのだ。

友人同士でやっているからかすごく呼吸もあってるし、和やかなのにばっちりなグルーヴがとても心地よかった。想像以上にバンドとしてしっかり塊感があるというか。これは末永く続けて欲しい。あと、ベボベファンとしてはこんな近くで関根史織のベースプレイを観る機会なんてないのでとても嬉しかった。なんならMCで仕切る姿とか、物販を呼び込む姿とかだいぶ新鮮かつのびのびとしていて。こういう、本拠地とは違う関係性で存在したくなる居場所があるのも良いなぁと。武道館の感想も直接伝えられて良かった。




12.4 有馬和樹(おとぎ話)「まじ、HELL!」@月のひなた

年の瀬恒例の弾き語りライブ。なんだかホームパーティーに呼んでもらったみたいな、年末らしい温かみがあった。アンプを通さないアコギ、マイクを通さない歌声というライブは初めて観たけど、軽やかでオープンな空気の中でかなり濃い表現を浴びれる贅沢な時間だった。大はしゃぎする子供の声も、通り沿いの生活音も、歌も、全部同じ場所にあるという佇まいが何だか無性に愛おしかった。暮らすみたいに歌を歌う、って感じで。気さくだけどどこか怪しげな雰囲気のある有馬くんの振る舞いも含め、何もかもがちょうどいい。

後半は5曲ほどベースの風間さんも急遽参加。弾き語りの中にしっかりと踊れる心地も加わり、起伏があって素晴らしかった。いつも通り、有馬くんにめちゃくちゃイジられ、何なら歌も歌うことになった風間さん。だいぶ余興っぽさもあったけど、このムードもだいぶ多幸的だった。来年にはクラブクアトロでバンドでのライブもある。そこでのリクエスト曲(おとぎ話は毎公演でリクエストを受け付けているのです)を決めかねてたけど、この日のライブで「LOVE CRY」にすることを決めた。リークされた対バン相手も、楽しみ。


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