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私がBBQ研究家になるまで その2『残念な人生をBBQが救う』

皆さんこんにちは、 BBQ研究家の岩井です。

前回投稿した「その1〜」では、コミュニケーションが苦手で人よりも動物と意思疎通している10代までのお話しでした。
今回の「その2〜」では、コミュニケーションの補助ツールとしてBBQを活用しはじめる20代のお話です。

人間も動物だ!

前回、大学生の私は大きな発見をします。

「人間も動物だ!」動物と同じように観察すれば、コミュニケーションしやすくなる!と。
観察対象を動物から人間にシフトし、人と積極的に関わるようになったものの、人間の個性や欲求は複雑で、人とのコミュニケーションは相変わらず苦手なままでした。

なんで怒るの?

私にとって会話(言語コミュニケーション)から、相手の気持ちや心理を理解するのはとても難しいことでした。
自分を卑下するような発言をする人に対して、共感したり肯定すると嫌われる。。。え?共感したのになんで??

例えば、「最近太っちゃって…」「ダイエットしないと…」なんて口にする女性に、「そうだね」「ダイエット頑張ってね」なんて悪気もなく言ってその場が凍りつく始末。

人の気持ちが分からない…

そもそも、これまでは人に関心が無く、相手を見て(観察して)いなかったし、たまたま相手の特徴や変化を見つけても、何も考えず相手が傷付くようなフィードバックをしていて、相手が喜ぶようなやりとりができなかった。

動物観察で培った洞察力や変化に気付く能力も、相手の気持ちが分からなくては全く活きないのが、動物と人間の大きな違いだと知りました。
(ちなみに、私の観察力は誰よりも早く妊娠している人に気付きます!普段接点があるかたで、本人がそれを認知している場合だけですが)

動物にはモテるけど、人間社会では…

小説を読んでも、感情の機微や行間が読めないから共感できないし物語りの面白さがわからない。言語によるコミュニケーションが噛み合わない。

・会話が続かない。
・雑談ができない。
・好きな子ができてもうまくいかない。。。
・お付き合いしても長続きしない。。。
・フラれた理由が分からない。。。
・自動車の免許合宿から帰ってきたら、彼女が友達と付き合ってる。。。
・好意を持ってくれた女性も去っていく。。。

お付き合いした子から「ホントそーゆー言い方ヤメて(怒)‼︎」「私のことなんだと思ってるの?」なんて言われてしまう。

動物は向こうから寄ってくるぐらいモテるんだけど…
人間社会では幸せになれなそうにない…そんな20代でした。

ルームシェアしていた家のベランダで BBQ

そんな私は、最初の就職先で早々に挫折(退職)してしまい、お金がなかったので、友人とルームシェアの生活を始めます。その家には広いルーフバルコニーがあり、仲間が集まってはBBQをするようになりました。
今思い返すとここが、私とBBQの出会いです。

ホームセンターで売っている数千円のコンロで肉や野菜を焼き、大きなクーラーボックスにビールやワインを冷やして、どんちゃん騒ぎをしていました!
安上がりだし、楽しいし、酔い潰れても家だから問題ない。何より機材の運搬や会場予約の必要もない!

友達伝いに噂が噂を呼び、最大80人も集まった事がありました。その頃に、私は気付きます!

BBQ中は初対面の人とも自然と会話が弾む!

友達の友達がそのまた友達を誘って遊びにくるような BBQだったので、家主でBBQの主催者なのに、初めましての人がたくさんくる。参加者は労いや感謝を伝えてくれるし、勝手のわからないことは全部私に聞いてくる。私の指示やお願いを聞いてくれるし気遣いもしてくれる。

BBQは、みんなで作るイベントだからそのプロセスで会話が自然発生し、心理的な距離が近づいて、その延長でお互いの仕事や関心ごとについて会話ができる。

友達はどんどん増えるし、感謝されるし、一目置かれる。何より初めましての人とも自然と会話ができる。

BBQってすごい!!

BBQのコミュニケーションツールとしての威力に気付いてから、開催頻度、機材の量、メニューのレパートリー、参加人数や年間の開催件数が年々増して行きました!当日は最高に楽しくて、ますますのめり込んでいくのですが、課題も山積みでした!

毎回赤字で問題だらけ

開催する毎に毎回数万円の赤字でざっとあげてもこれだけの問題がありました。
・会費の未回収
・食材、飲料の買い過ぎ
・大量の飲み残し、食べ残し
・大量のゴミ
・機材の破損(1番ひどい時はトイレが割れた)
・嘔吐/泥酔
・熱射病
・深夜の仕込み
・大量の買い出し
・騒音/近隣からのクレーム
・家中の汚れ
・金品の紛失
・役割分担への不平不満…
そして、これ等を課題設定して、一つずつ潰して行くことに熱中していくことになるのです。。

続きは「その3〜」へ

今回も長くなってしまいましたのでこの辺りで切り上げます。続きは「私がBBQ研究家になるまで その3『 BBQのサスティナビリティ(フードロスとゴミ問題)』に綴りたいと思います!

「その1〜」では、コミュニケーションが苦手で人よりも動物と意思疎通している10代までのお話しでした。

「その2〜」では、コミュニケーションの補助ツールとしてBBQを活用しはじめる20代のお話をしました。(本編)

「その3〜」では、 BBQの課題解決と同時にBBQの真価に気付くに至った試行錯誤とその効果について書きたいと思います。

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