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問い続けた2021年

「問」


私の2021年の漢字は「問」です。

大人なんだから自分の事ぐらいは自分で決める。キッパリと決めちゃう。それが私が思う強さだから。2020年までの自分は本気でそう思っていました。

私自身、「こうと決めたら絶対こう。それで正解」と割と潔い性格だと思っていたのですが、2021年は違いました。

かなり自分の中でブレがありました。ブレと言うか「私はこうだと心と頭で思っているけど、本当にそれであってるのか誰かに聞きたい、問いたい、確かめたい」という感じでしょうか。

私は視野がすぐに狭まってしまって0か100でしか答えが出せない事が多い。だから出した答えが間違っていた時のダメージが本当に大きい。取返しが付かない事もある。そんな事を何回か繰り返しているうちに自分で答えを出し切る事が怖くなりました。

だから、急に沢山の選択肢が欲しくなったのかも知れません。自分では2つの選択肢「yes or no」しか持ってないから、他の人がどんな選択肢や考えを持っているのかどうしても知りたかった。

言い換えると、「グレー」がどんなものか知りたかった。白黒の私とは正反対の性格の友達に片っ端から聞きましたよ。

「こんなシチュエーションの時、あなたならどうする?」
「ホンマにこれでいいんかな?どう思う?」

いつも0か100で決める人間が急にグレーを求めるのだから、自分の中で気持ち悪さを感じる事があるのも無理はないでしょう。そんな時に誰かに聞きたくなる、問いたくなる。

今まで他の人に意見なんて全く聞いてこなかった私がこうやって聞くんだから、私の周りの人たちはとても驚いたと思います。

だけど、私はこうやって「問う」「聞く」のも一つの強さなんだと実感しました。単純に自分の頭の中にある考えとは別枠の考えを貰える。これは凄く大切な事なのです。

20代初めの頃なんて、突き進めば突き進む程自分が成長したり遠くまで進めている感覚があったのに、いつからか、突き進む事だけが他人からも自分からも認められるものでは無くなってしまった。

「これが出来なかったら絶望。だから出来るようになる為に死ぬ気で頑張る。」 

も、良いけれど、あまりにもエネルギーを使うし、失敗した時に後がない。
だから、、、

「とりあえず、出来る事は必死にやる。でも出来なかった時にはプランBがあって、その選択肢も悪くない。計画がその通りに行かなくてもまだプランB.Cがあるから大丈夫」

と思えるようになったのです。
これは人の意見を聞かないと芽生えなかったアイデアです。

人の話に耳を傾けたり、人の意見を取り入れる事がなぜ今まで出来なかったんだろう。自分で突っ走る事が強さであり、それが大人の印だなんて勝手に勘違してたから??

その答えはもう今さら知る必要ないかな。

2021年、私はこれからの人生においてとても大切な事を学んだ気がします。  

自分と周りに問うてみる。意見が違うくても一回受け取って自分のモノにしてみる。それから答えを出しても遅くない。


さて、2022年、どんな年になる?!


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