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機械設計者が独立前に知っておくべき5つのリスク


私が発信する狙い

大半の機械系エンジニアは、

・大手に入ってキャリアを積めば将来安泰
・専門性を磨けば、市場の価値は上がる
・企業で出世し経験を積めばどこでも通用する
・会社員の業務延長でいつでも副業も独立もできる

と思っている人が多いと思います。


これは誤解で、すべて間違いです。

そのため、私は発信を通して正しい機械系エンジニアのキャリアと独立までのステップを伝えています。


なぜそんな重要な発信を無料でするのか?と思う人もいるかと思います。

怪しい、何かある、悪だと思ったり考えたりする人がいるかと思います。

私自身は一部、人数限定でコンサルサービスをしていますが、それ以外情報商材、アフィリエイトなども行っていません。

これには明確な答えがあります。

①製造業の市場規模は非常に大きいので競合が増えても困らない
②地方の人材不足は深刻で一人でも多くの人が独立して助けてほしい
③発信を通じて面白い人と知り合いたい

ということです。

これは昔出版したKindle書籍にも書いており、変わっていません。


そのため機械系エンジニアとして独立して

・遠回りしたくない、時間を無駄にしたくない
・失敗や損失を極力避けたい

と考えている人は、読んでください。


 私が独立を決意したとき、機械系エンジニアの独立に関する情報は、Web上には無料、有料含めてまったくありませんでした。

 そのため、どうやって独立すればいいのか全く分からず、苦労しました。


おそらく私のように思った人はかなり多いのではないでしょうか?


 多くの人は独立が出来ないと諦めたり、独立を考えていたにも関わらず、キャリア設計の仕方がわからないため、とりあえず新卒で入社。

さらに企業で仕事をしているうちに、10年経ち、気づけば家族もでき、35歳を超えて守るべきものが多く、身動きが取れない。

さらに自分を振り返る時間が出来たときには、思ったように結果が出ないという人が多いはずです。

 転職、副業をしようとしても通用スキルも経験も専門性もない、案件の獲得方法もわからないとなり、会社にしがみつくしかないということは珍しくありません。

 そんな人のため私の経験が少しでも役立ってほしいと考え、このnoteを書いたり、発信をしています。

当たり前なのですが、企業で出世したり、上手く仕事を進める為のスキル・経験と、独立する為のスキル・経験は全く違います。


 使えるスキル経験、専門性はありますが、それだけで独立し、案件を獲得し続けることは相当難しいのが現状です。

 私が独立を決意してから、10年もかかったのはこの当たり前のことさえわからず、自分で試行錯誤するしかなかったからです。

そのため、私のように同じ間違いをしてほしくないと強く思っています。


今ならSNSを通じて知見者にアプローチすることもできますが、当時はスマホが出たばかりでSNSがここまで一般的なコミュニケーションツールにはなっておらず、まったく選択肢にありませんでした。

ただし、今でも昔よりも情報やアプローチ手段が増えたとはいえ、まだまだ機械系エンジニアの独立に関するものは少ないことが事実です。


だからこそ私は、皆さんが同じような失敗や苦労をしてほしくないという思いから

・機械系エンジニアって本当に独立できるの?
・独立の仕方がまったくわからない
・独立しても会社員より稼げないと聞くけど本当?

という疑問、質問に対して、X(旧:Twitter)、YouTubeで発信したり、noteを書いたり、Kindle書籍を通じてお伝えしています。


 私が独立して年収1300万円を超えた仕事術、営業方法からすべて書いてあるのがこちらのKindle書籍です。

今ならKindleUnlimitedからは無料で読めます。



読んだ方からコメントをたくさん頂いています!
一部抜粋です。

 

自己紹介もぜひ読んでもらえるとより理解できます。



 大きな目線で見ると、最近の中小企業の人材不足は加速しており、事業の維持も難しい状況になっています。

 その解決手段の1つとして、機械系エンジニアのフリーランス化により、人材の流動性を上げて、特に地方の製造業の人材不足という課題を一部、解決する手段になるのではないかと考えています。


そうした背景、目的をもちながら

・会社員として雇われ続ける不安を解消する
・独立する為の具体的な方法を知る
・本業をしつつ、副業で月10万円以上稼げるコツがわかる
・手取り17万円から年収1000万円稼げた思考法

を具体的にわかるようにお伝えしています。


私のように遠回りしたり、失敗をしないようになっているので、ぜひ参考にしてください。

それでは本編にいきましょう。



機械設計者が独立前に知っておくべき5つのリスク

 最初に私の独立の前提に30代半ば、年収1000万以上と考えていたため、下記のような条件と内容が合わないと考えていたことも念頭に置いてください。

➀労働集約型

 機械設計は労働集約型の仕事であり、実稼働率が非常に高いことが特徴です。

 労働集約型は、受託開発タイプト同じで、クライアントとの仕様打ち合わせや営業対応、さらには雑務処理など、非生産的な時間が多く取られます。 
 その為、見積内容次第では、時給換算で2500~4000円と低い水準に留まることが多くあると聞いています。

 またモノやソフトを売る1:nの関係ではなく、常に1:1の関係にあるため、稼働時間が多い=売上が大きいとなります。つまり、単価が固定であれば、稼働時間の上限が売上の上限となります。

 稼働率を上げることで収入を増やすことも可能ですが、それは家族との時間や健康を犠牲にすることに繋がり、特に商社を通した仕事が多い場合、収益の確度が低く、単価も安くなりがちなので厳しい印象でした。

 高単価で長い期間の仕事を受注できる場合、労働集約型でも年収が高くなります。

目安として、基準を時給4000円、月200時間稼働とした場合、
4000円/時間×200時間×12カ月=年商960万円 になりますが、高単価の場合、5500円/時間×200時間×12カ月=年商1320万円ほどになります。

ここまで目指すことができれば十分ですが、残りの②~④で書くように様座な懸念点があります。



②参入障壁が低く、低単価に陥りやすい

 機械設計の分野は比較的参入障壁が低いため、供給過多に陥りやすく、これが低単価、低時給につながります。

 供給過多になる要因のひとつに、機械工学出身者が最初にやるのは設計図面を描くことであり、機械をつくる=ハード設計をする人という先入観は意外と大きく、そのため、社会人になっても需要があり、機械産業の要であることから、やりたいと思う人が多いのだと思います。

 また極端に言ってしまうとツール、ソフトさえあれば、だれでもできることなので、安易に参入されがちということもあります。
 あとは、将来のリスクヘッジを考え、スキルを身につけたいと考えたときに、良い選択肢だと考える人も多いはずです。

 もちろん、いくらツールがあってもベテランと初心者では圧倒的にアウトプットの質が異なります。しかし、15~20年たつと、それ以上とは明確に市場の価値が変わらない印象です。つまり、資産性という観点は、積み上がり続けるものではないということです。

 これは設計者に依頼する側の問題も大きく、とくに日本においては、高度な設計よりもコスト削減が重視され、結果として、安価な労働力が求められることから、単価の高いベテランより、中級程度の設計者で安価な方に流れがちです。結果、仕事が取れないからベテランも安価になります。

 低単価になりやすいもう一つ大きな理由に、制御、化学、IT分野と比べて、機械設計の成果は、発注者側にやっていることが理解されやすいのです。つまり、発注側と受注側の情報の非対称性が小さいため、価格競争に巻き込まれやすくなります。

 そして、他の技術に比べて、昔から大きく変わらないことがあげられます。つまり、30年前にやった人と、今から始める人で習得する技術やスキルに大きな違いがでるかと言えば、差はほとんどありません

そのため、毎年毎年、どんどんできる人が増えていきます。


③初期費用とランニングコストがかかる

 独立した機械設計者は、CADソフトウェアを導入するためには、初期に数百万円の出費が必要です。たとえば、SolidWorksのような高性能ソフトウェアでは、スタンドアローンタイプでバージョンによって異なりますが、300万円から500万円の投資が必要になります。

 安価な代替品もありますが、それらには機能的な制約があるため、コスト削減には限界があります。加えて、バージョンアップやPCの買い替えなど、周辺機器に関する追加コストも発生し、これらを利益で回収するには時間がかかります。

 これを仮に3年で回収できたしても、3年間は➀で目安とした年収では家族がいる生活は厳しいと感じます。

最近はクラウド型もあり、そうすると年間50~70万円ほどで、アップデートも簡単で、少し楽になるかもしれませんが、500万円を超えてもかかってくることを考えると、スタンドアローンタイプを購入したいと考える人が多いと思います。

PCもモデリングに耐えれるスペックが必要です。



④スキル習得に長い時間が必要

 機械設計のスキルを習得するには長い時間が必要です。

目安として、多くの設計者は社会人になってから本格的にCADを使用し始め、商品の一部を任せてもらうだけで、約10年程度かかります。
 
 これは、習得する方法と習得内容に起因します。
 
 まず習得方法ですが、基本どの企業もOJT方式だと思います。先輩の下について、業務を通じて、合間合間で指導されるものです。これは、業務と並行してスキルが習得できる点において、効率がいいですが、一方でOJTによって、考え方にばらつきがあること、またある程度、自分でわからないことは調べながら覚えないといけない点で非効率で、属人性があります。

 また習得内容についても、設計には、機構設計だけではなく、デザイン、強度計算、部品選定、原価計算、耐久性、サイズ、特許性など、多岐にわたる知識が必要です。その為、一つ一つをバラバラに習得していくしかなく、体系的に学べるわけでもないので、時間がかかります。

一つ一つも、かなり複雑で例えば、ある部品を少し変更するだけでも、耐久性、材質、特許性、量産性など、膨大な確認事項が生まれ、さらに製品全体となるとすごい量となります。

 また、開発部に所属しておけばいいわけではなく、生産、製造など量産工程や、市場対応も含めて幅広い工程の経験した方がより良いので、さらに時間がかかります。

 さらに、独立を考える場合、一つの業界、一つの商品だけを経験しているだけでは、不十分です。もちろん、独立はできると思いますが、単価、案件数、契約期間を考えると、もう少し幅が欲しいです。

 そうなると、同じ会社で別の機種をやれればいいですが、できれば組織も様々経験した方がいいので、転職がもっとも最短を走れる手段となります。ただ、また最初から学ぶことも多くなるので、上手く習得しても15~20年は必要になります。

 ここがもっと短時間で習得でき、30代半ばで経験できれば、機械設計という方法はかなり良い手段だと思います。



⑤営業力がつかない

 独立を目指す機械設計者にとって、営業力の不足は重要なリスクの一つです。機械設計の仕事は独立して高単価で稼ごうとすると、専門性が高く、技術的なスキルの習得に長い時間を要するため、営業に関する経験や知識を身につける機会が限られます。

 営業力がないということは、新しい案件を獲得するのが難しくなるだけでなく、仕事の単価や進行方法をコントロールすることも困難になり、結果的に業務に疲弊することになります。

 営業力とは、単に訪問営業を行い案件を獲得することだけではありません。交渉を通じて自分に有利な条件を確保し、不利な状況を避ける能力も含まれます。低価格で仕事を受けることは容易ですが、それでは独立する意義が薄れます。

 本来なら20代から30代前半に営業やマーケティングに関する経験を積みたいところですが、多くの機械設計者にとってはスキル習得でそれどころではないため難しく、また技術力の高さを重視する傾向が強いため、営業力を磨くことに重点を置く機会が少なくなりがちです。

 その結果、独立すると商社や人脈に依存することが多くなり、低単価の仕事に陥りやすいという問題が発生します。

 独立して稼ぎ続けられる機械設計者は、技術的なスキルだけでなく、営業力が一定以上ある人です。これにより、より高単価の案件を獲得し、安定した売上をたてることが可能になります。

 

いかがだったでしょうか?

機械系エンジニアと言えば、機械設計と言っても過言ではないほど王道の技術職だとだと思います。

しかし、ただ
・スキルが身に付く
・需要がある

から目指すのではなく、体系的かつ、ビジネスの観点ももち本質を理解しておくと独立に向けて最短距離を走れると思い、書きました。

参考になれば、幸いです。


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最後まで読んでいただきありがとうございます!

引き続き、機械系エンジニアの独立に関する情報を発信していくのでよろしくお願いします!

以上

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