見出し画像

58.防虫対策は必須!あとは収穫のみ!トウモロコシ栽培③ 防虫&収穫編

こんにちは〜ラクです😄
今日はトウモロコシ栽培については最後になります。
前回の投稿はこちら

トウモロコシも、今くらいのタイミングですと近畿圏の場合なら【1回目の追肥】辺りになる感じでしょうか。
トウモロコシ栽培されている方々は、どうでしょう?順調ですか?😄

あとで【まとめ】として、全体の流れも載せますので、最後までぜひご覧ください。
それでは本題に入っていきましょう!🍅

まずはこちらをご覧ください😄

前回は受粉&ヤングコーン収穫のお話でした

皆さんにまずお伝えしたいことがあります。
意外かもしれませんがトウモロコシ栽培は、【ヤングコーン収穫】までは害虫が少なく、再現性が高かったりします。※僕個人の感想です。

つまり、ここからが難易度の跳ね上がるタイミングというわけです。

もう一度、全体の流れを見てみましょう。

今日は最後の⭕️になります。
出典:タキイ種苗

なぜ難易度が上がるのか?次の3点です。

①花粉ができたタイミングで害虫がやってくる(アワノメイガと言う蛾)
②受粉すると、収穫まで約1ヶ月かかる
③害鳥もやってくる(しかも収穫近くで💦)

注目は①と③。
いわゆる【害○】というのが、ダブルパンチでやってくるわけですね😂

これが非常にやっかいだから、トウモロコシせっかく出来たのに、、、な結果になる事が多いよ〜というわけです。

○防虫&防鳥について

さて、受粉をササっとしたら、てっぺんにある【おしべ】はさっさと切り落としてしまいましょうとお伝えしました。

これは、花粉にやってくる害虫がいるから

が理由になってます。コレが来るんですね。
※ここからは虫の画像が出ますので、苦手な方は飛ばしてね😅

アワノメイガ

この虫がトウモロコシの花粉の匂いに惹きつけられてやってきます。
これの何が厄介かというと、、、こんな流れになります。

①花粉に卵を産みつける。
②その花粉が飛ばされて、【めしべ】のヒゲにくっつく
③卵から幼虫が出てきて、トウモロコシを食べてしまう

そうなんです。
つまり、花粉に一つでも卵が産み付けられてしまうと、防ぐ手段がないんですね😂

仮に農薬を使うとしても、トウモロコシの中に入られてしまうと、効かないわけです。だって、薬のかからない場所に逃げてるわけですから💊

なので、受粉を自然任せにするというよりは、、、
ササっと自分での手で受粉させて、アワノメイガが来る前に【おしべ】を片付けてしまう。これが一番の対策になります。

もう一度言います。
ササっと自分の手で受粉させたら、【おしべ】を片付けてください。
これ、大事なんで覚えてくださいね🙏

出典:サカタのタネ
※ラックガーデンでは、農薬の使用を推奨はしていません
用法・容量を守って自己責任の基でお願いします

ちなみに、僕の菜園でもトウモロコシを作っているのですが、

まだ花粉できてないのに、もう住み着いてる💦

こんなのを見つけたら、さっさと取ってしまいましょう。
残りの花粉に期待です。

つんつるてんになってないので、良しとしよう🙌

さて、これで皆さんはアワノメイガ対策はバッチリになったわけです。
これで後は収穫まで待つ、、、とはならないんですよね💦

まだあるの?って感じになりますよね

今度は、、、というか、ある意味1番の天敵がやってきます。
それが、【害鳥】(場所によったら害獣も)というわけです。

これですよ、黑いヤツ💦

どうやってこれから実を守るのか?
トウモロコシに【鳥の嘴が触れられない】というのが、まずは大切です。

ところで、
農家さんがやる一般的な方法は【網(ネット)】です。

まさにトウモロコシの砦🏠

なのですが、支柱や網の大きさから考えると、とても手間が掛かります。

なので、僕としては次の2点を紹介します。
どちらも手軽に用意できるのがメリットです🙂
※確実性を保証する物ではありません。

1:排水溝のネットを使う。
2:2ℓのペットボトル容器を使う。
順番に解説していきましょう😄

1:排水溝のネットを使う。
よく100円ショップに売られているアレです。
できるなら、ストッキング式の伸びるタイプがオススメ。

こんなふうに、スッポリとはめ込んだら、抜けないように下の方をキュッと縛っておきます。
これだけで、袋の上から突かれるリスクを減らすことができます。

2:2ℓペットボトルの容器を使う
どうゆうこと?となりそうですので、見ていただきましょう。
ジャーン!

要するに、ペットボトルの上と下を切り抜いた状態のものを使うんですね。
少し手間はかかりますが、まさに【鎧を着せている】状態というわけです。
ペットボトルも教材でよく使われるので、集めやすいのではないでしょうか。
落ちないよう、ギュッと結んでくださいね🪢

広い土地での農家でこれをやるとなると、かえって大変かもしれません。
ですが、家庭菜園サイズならそこまで手間はかかりません。

しっかりトウモロコシを守っていきましょう!

○収穫


「ラクさん、とうもろこしって、皮をかぶっているわけだから中身が見えないじゃん?どのタイミングで収穫すればいいの?」
こういう疑問を持たれた方はいるでしょうか?
実際、僕もよく耳にした疑問でした。

これについては【これだ!】と決定づけれるほどの見分け方は、プロでも難しい。と言うのが現状のようです😂

よく言われるのは次の3点です。
・先端のヒゲが真っ黒になっている。

・実際に触ってみて、実が詰まっているような感じがする。
・先端を少しめくって、先の方まで粒がしっかり揃っている。

なのですが、それが受粉からいつ頃?
となると、あまり具体的ではないですよね。
結局のところ、ここですよね🌽

結論としてはこうです。

受粉させて25〜30日後から、様子を見ていきましょう

つまり、、、、
何日とは断定できないんですね。
受粉させた日をカレンダーに書いて、大体の予測はできます。
その上で、最初の3点で述べたような、ベストな状態はあるわけです。

これらのバランスを見た上で、【よし!収穫しよう!】と判断するかどうか。
育てている先生が主体的に動けるかどうかが大切なわけです。
タイミングを逃さないで動けるか?

トウモロコシ栽培が難しいとされる理由が、実はここにも潜んでたりするんですね。
つまり、いつになったら食べれるか?の予想を立てにくい野菜だったりするんですね。(めっちゃ数植えてたら、また話は別なんですが、取れる時とそうでない時の振れ幅があるんですね)


小難しい話をしてしまいましたが😅、要するに収穫間際はちょっと様子を見る回数が増えるよ〜ということですね。

タイミングさえ決めれたら、後は「えいやー!」とポキっと折って収穫しましょう!

掴み取ろう!おいしいトウモロコシ🌽


バッチリできてたら、育てている方しか味わえないトウモロコシの魅力がそこには待っています😄

以上参考になれば嬉しいです🍠

⭐️投稿がいいなと思ったら、誰かに紹介してもらえたり、スキやフォローをしてくれると嬉しいです🤗

菜園活動をする上で、聞きたい事がありましたら、是非コメントの方でもよろしくお願いします😀

いつでも美味しい野菜を作ろうと思った時がスタートです😄

トウモロコシ、3回にわたって紹介しました。
何かと憧れで誰しもやるんだけど、なんとなく高いハードルを感じていたトウモロコシ栽培。そう感じていた人がいたとしたら、今日の投稿は如何だったでしょうか?

僕なりに経験した難しさを聞いて、納得できた部分があったら幸いです。
とはいえ、オススメしないとかそういう事ではありません。

僕は以前から、野菜作りにも【リスク】の高い野菜とそうでない野菜があると思っています。
【リスク】というと、危険とか避けたほうが良いとか、そんなイメージを持ちますよね?

なんですけど、本来は【振れ幅】を意味します。
つまり、大変なんだけど、採れた時の果実(野菜)はめっちゃ美味しい!
トウモロコシはそんな野菜かな〜と僕は思うわけです。

以前紹介したコマツナは、低リスク寄りの野菜。
つまり作りやすいけど、トウモロコシのようなインパクトも、言うたら小さいのかな?
そんな意味で考えてます。

どっちが良いか悪いか?
そんな話ではなくて、
【どんな野菜づくりが自分には合ってるか?】
ここが前提として大事かな?と思ってます。

もちろん栽培のレベルもありますが、同じくらい【子どもの人数】【何の料理にして食べる】か、そんな視点も見ながら、バランスを取っていくのが大切ではないかなと僕は思ってます。

どんな野菜を作れば、自分やクラスの子どもたちが満足できるのか?

家庭菜園でも同じ事が言えますが、今後も楽しく続けて行くためのマインドになりますので、迷ってる方は是非一度振り返ってみてください。

トウモロコシは決して簡単な栽培の野菜ではないかもですが、挑戦しがいのある野菜といえます。
作り慣れたら、自慢できる上級者です。
できると思った時は、是非チャレンジしてみてくださいね!😄

今後も野菜の作り方やあり方を伝えていきます。
今日もありがとうございましたー!

甘美なトウモロコシは、手間の分だけより美味しい!


それでは、楽しい菜園ライフを🍅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?