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チャールズ・ディケンズ、アーサー・ラッカム『クリスマス・キャロル』1915年初版

チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』アーサー・ラッカム版1915年初版に収録されている全12枚のカラーイラストを撮影したので公開していく。その他、モノクロイラストの一部を掲載した 。

本作は強欲で冷酷な商人エベネーザ・スクルージがクリスマスに過去、現在、未来を司る3人の亡霊と出会い、非日常的な体験をする物語。彼は時間を超えて旅する中、人の心の温かみや優しさの大切さを徐々に知り、改心していく。ディケンズを作家として世に知らしめた記念碑的作品と言え、幾度も映像化されている。

表紙
見返し

以下、全12枚のカラーイラストを掲載する。

以下、作中のモノクロイラストを一部掲載していく。

序文
物語冒頭
第3の亡霊
裏表紙


クリスマス・イブの夜、守銭奴スクルージは友人マーレイの亡霊と対面する。翌日からマーレイの亡霊の予言通り、3人の亡霊と共に知人宅を訪問していく。そうした中、貧しくも心温かい人々の姿、そして自分の未来の姿を見せられ、スクルージは次第に心を入れ変えていく。幾つになっても、心を入れ変えるのに遅過ぎることはない。そう、たとえ老人になったとしても。貧しくとも、誠実で親切な人間は、幸福である。この愛と感動の物語は、文豪ディケンズが読者に贈るクリスマス・プレゼントと言えるだろう。


Shelk🦋

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