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「行きたくない。」ってこんな気持ち…

こんにちは。
強みコーチ、ポジティブペアレンティングコーチMinaです。

◇時には自分に正直に。

いつも子どもたちに、寄り添おう。心の声を聞こう。
と頑張っていますが、自分の気持ちに正直になって、
駄々をこねてみたら、違う景色が見えました(笑)
そして心理的安全性を高めることが大切だなと思えたので書いてみます。

◇母なのに、久しぶりに駄々をこねる

先日、娘の保護者会に参加した。
実は、現地に行くまでの間、わたしは悩み、戸惑っていた。
リアルで開催する学校行事は久しぶりで、
先生やクラスの保護者にお会いするのが怖いと思ったのだ。

娘にいつも学校へ行くように話しているわたしが、
「行くのが嫌だなぁ」とつぶやく。
娘はまだ寝ていたけれど…あまりよくないよね。

「〇〇さんがいるじゃない?」とか
「娘のために行ったらいいよ。」とか
「行きたくなければいかなくても良いじゃない?」

そういう夫の声掛けが全部、心に届かなかった。
そう書くと少し大げさに感じるけれど、
その日はおそらく疲れていて、ネガティブで視野が狭くなっていたのだ。

◇なぜそんな気持ちになったのか?


娘は11月から体調が悪く学校に足が向かなかった。
保護者会の日は参観日でもあったけれど、娘は登校していない。
娘のいない学校に行くことに、わたしもなぜか抵抗を感じた。
心理的安全性が低いような気がして、恐ろしく感じてしまったのだ。

1年の後半の学校行事にも参加していなかったから、
リアルでクラスの保護者と話をしていない、先生と話したのも何ヶ月も前。
お願いした要望にも応えてもらえていない、そんな気もして。
何もしてくれない学校や先生に、不満があった。

◇自分のできないところに目を向けていた

行くのか行かないのか散々悩み、
気持ちを聞いてもらえないと
話を聞いてくれた夫にも当たり散らした。

学んでいるのに何も変わっていない。
自分に1番、腹が立っていた。

自分の予定が、娘や息子や父や母の事で埋まることにも不満があった。
今日はゆっくりしたいな、心のどこかで思っていて
頑張らなくちゃいけないことに理不尽さを感じていた。

◇夫の提案

ぐずぐずと考えていたら、夫が
「学校まで送ってあげるよ」と提案してくれた。
「次の予定にも間に合うように迎えに行ったら、何とかなるんじゃない?」

娘の学校は電車とバスを乗り継いでいくのでちょっと面倒だったのもある。
往復すると時間もかかるので、送ると今日1日夫の時間は無くなる。
気にする私に「その辺を2人で遊んでくるからさ」と笑って言う。

そのあとに、娘と出掛ける予定も考えて、
娘と一緒に送ってくれることになった。
「学校にいる間、二人で買い物してくるね。」笑顔で言う夫の
そんな提案がわたしの心を軽くした。

◇つながりを見つけて


いざ学校について、扉を開けたら先生が温かく迎えてくれて、
必要書類を忘れたのにも関わらず「大丈夫ですよ」と招き入れてくれた。
どこに座ろうと困っていたら、
唯一交流のあるお友達のお母さんが手を振ってくれた。

わたしはほっとして、娘もこんな気持ちだったのかもしれないと
気付いたのだ。

◇娘の気持ち

行きたくないと思う気持ち
心細い気持ち
声を掛けて貰って嬉しいなと思う気持ち

行くまでも、いろんな気持ちが渦巻いた
出来ていない自分のことや
どう思われるのか怖い気持ち

娘はいつも、こんな気持ちを抱えているのかもしれない。
毎日、こんな気持ちが渦巻いていたら、きっとそれは疲れるはずだ。

◇怖いけれど、飛び込んでみたら…

怖かったけれど、参加してみたら沢山情報を得る事ができて
いろんな話をリアルで聞くことができた。
同じようにたまにお休みしているお友達の保護者ともお話しできた。

不安に思っていたことが、
そんなに大きな問題ではなかったことに気付く。

そんな体験をしたので、娘に話してみた。
「お母さんは頼れる人が1人か2人くらいだったけれど、
お話しできる人がいると、とても安心ができたんだよ。
新しいお友達もできたよ。」

「あなたのことを待っているよ、と言ってくれているお友達がいるから
無理にとは言わないけれど、挑戦してみよう。」

夏に泊りの学習が計画されていることも教えて貰った。
その話をすると娘が目を輝かせた。「キャンプに行けると良いな。」
「そうだね少しずつ頑張ろうよ」

◇どう思っているのかは聞かないと分からない

先生から「いきなり教室が厳しかったら、他の場所からはじめてもいいよ。
仲のいい子をつれていくから」と提案も。
何も考えてくれていないわけじゃなかったのかも。

「こうなのかも…」「ああなのかも…」ついつい、予想して、妄想して
いろんなことを考えてしまうけれど、実際やってみないと分からない。
周りのみんながどう思っているのかもわからない。

◇行きたくない気持ちを体験して

いつも、娘に「頑張って!」と言っているわたしが、
弱気になってしまったことで
娘の気持ちが少しだけ理解できた気がした。

気持ちを決めつけられたり、すぐ決めるように迫られたり、
アドバイスをもらうことも嫌だと感じたことで
次に娘が困ったときに、何かできる事があるかもしれない。
そう思えた。

◇自分が挑戦したい時にしてほしいこと

自分が大切だと思っていて、挑戦するのが怖いとき、
わたしは静かに話を聞いてほしいと思った。
良く話を聞いて、戸惑っているときは一緒に整理して
いろんな提案をしてもらっても、決めるのは自分で決めたいと思った。

◇目指すのは子どもたちが安心できる場所

だから子どもたちが困ったときには、良く話を聞いて
一緒に考えて、いろんな角度からものごとをみて
いろんな提案をするけれど、採用しなくてもどちらでも良くて
安心してくれたらそれでいいと思った。

家庭を心理的安全性の高い場所にして、
子どもたちが挑戦できるようにしていきたい。


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