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お弁当の超基本マニュアル


お弁当とは?

お弁当はなんのために作るのだろう。
お弁当作りに大切なことってなんだろう。

お弁当作りがめんどくさい
重荷に感じるのは、なぜ?
それを解消するにはどうしたらいいのだろう。




サンドウィッチとカットした野菜やフルーツ
これが、アメリカやヨーロッパの定番お弁当
帰国子女の友人曰く、人気のサンドウィッチの具は
ピーナッツバター&ぶどうジャム、だそうだ。

アメリカのお弁当で人気のサンドウィッチ


それに比べて
日本のお弁当のなんとカラフルなことか
何種類ものおかずが詰め込まれ
料理ではない技術が求められる、キャラ弁なるものまで生まれたり・・・
春の書店にはお弁当作りの本が所狭しと並ぶ。

どちらも極端。

日本のお母さんたちは頑張りすぎじゃなかろうか?
毎日のお弁当作りに求められるもが多くて、なかなかしんどい。

私は息子にせがまれて、保育園の遠足でキャラ弁を作った。
ゆかりをまぶしたおにぎりをアンパンマンの顔に見立てたら
顔中ハチに刺されたみたいなアンパンマンが出来上がってしまい
息子の反応も微妙笑
キャラつきのピックでも刺しておけばよかったw

日本では
「手間暇をかけた方が愛情がこもっている」みたいな空気感があって
それがお母さんの肩に重くのしかかっているように感じる。

でも
手間暇と愛情は、必ずしも比例するわけではないよね?
お弁当に冷凍おかず入れたら愛情不足?
そんなことあるわけない。

日本人からしたら超手抜きに見えるアメリカの定番弁当も
実は、理にかなっている。

サンドイッチのパンで炭水化物
ピーナッツバターでたんぱく質と脂質、ビタミン、ミネラル
ぶどうジャムでビタミンとミネラルが摂れる、完全食!

短いランチタイムでも簡単に食べれて
栄養が摂れる工夫が、そこにはある。




私は、長男のお弁当作りを始めた時
長男の好きな水色で大容量の見栄えのいいお弁当箱を買い
お弁当作りの本を何冊か買ってきて
「よしっ頑張るぞ!」と、やる気に燃えていた。

お弁当作りを始めた頃の長男のお弁当

最初のうちは、その勢いで頑張れたけれど
そんなテンションはいつまでも続くはずもなく
失速するのは割と早かった・・・

その先には次男のお弁当作りも控えていたから
お弁当作りをやめるわけにもいかない

かといって、冷凍食品も使いたくなかった
美味しくないと感じるし添加物も気になるし
そして何より、息子達の胃袋を満足させるほどの冷凍食品を使うと
ものすごく高くつくのだ、とてもじゃないがやっていられない

だからどうしたら、ストレスを減らして
なるべく負担を感じずお弁当作りを細く長く続けられるかを
日々作りながら考えた

そうしたらちょっとずつ
お弁当作りで抑えるべきポイントが見えてきて
それが自分の中で明確になったら
あとはルーティンのように作れるようになって
お弁当作りが一気にラクになったのだ♡

そんなお弁当作りをしてきた私が
お弁当作りのポイントだと思うことをまとめてみました。

ストレスに感じているところが明確になり、それが解消すれば
きっと今よりも肩の力を抜いてお弁当が作れるはず
お弁当は、もっと気楽に作りましょう♪

息子のお弁当の、最終形態です。

_________________________

■めんどくさいや苦手を排除する

「お弁当作りがめんどくさい」
「やりたくない・・・嫌い・・・」
自分がそう思うポイントがなんなのか

些細なことまで、すべて洗い出して
苦手ややりたくないことは可能な限りやらず
めんどくさいポイントも、解消する方法を考えたら

お弁当作りに対するハードルはぐんぐん下がり
肩の力も自然い抜けて
頑張らなくても作れるようになっていったのです。

私がめんどくさいと感じて改善したポイントをまとめました。

●品数のプレッシャー

お弁当の本や、雑誌のお弁当特集に出てくるお弁当は
カラフルで何種類もおかずが入っているから
お弁当というのはそういうものだと思って頑張ってみたけど
すぐに面倒になった

だから今では我が家のお弁当は
「メイン+卵焼き+副菜+ご飯」程度

足りない栄養素は晩ごはんで補ったり
市販のアーモンドフィッシュを添えたりすることで補える。
(お弁当の栄養については後述)

●揚げ物

揚げ物するのは嫌いではないけど
どんなに気をつけても空気中に飛散する油の汚れと
家の中に残る揚げ物の匂いが気になるので
揚げ物はほぼしない。

時々、手抜き弁当で
近所のお肉屋さんで買ったメンチカツやコロッケで
サンドウィッチを作ることはある。

●洗い物

お弁当箱の細かいパーツの汚れを落とすことと
油汚れが落ちづらい洗い物が嫌い

なので、なるべく洗いやすい
素材と形状のお弁当箱を選ぶようにした。

プラスチックは、体に良くないとか以前に・・・
プラスチックについた油汚れを落とすのが
私にはものすごくストレスなので、無理。
(おすすめのお弁当箱は後述)

●まとめて作り置きしない

最初の頃は、週末におかずを何品も作り置きしていたけど
週末も何かと予定が入って忙しく
次第にその作り置きがプレッシャーになり・・・

ある時から
日々の晩ごはんのおかずをやりくりしたり
晩ごはんのついでに翌朝のお弁当の準備をした方がラクだと気づいて
まとめて作り置きするをやめたら、週末の気分の重さが消えた。

最初の頃頑張っていた作り置き、懐かしい思い出・・・

●時間がかかることはしない

とにかく朝の時間は、1分でも惜しい
時間がかかることはしたくない
下ごしらえも洗い物もなるべく最小限に

肉・野菜・タレなどは前夜に下ごしらえし
朝はまな板は出さない、使うのはフライパンくらい。

卵焼きは、巻かない。

巻かない卵焼きは、失敗もしないしほったらかしで焼ける

■お弁当作りで大切なこと

お弁当作りをする前、お弁当作りに1番必要なことは
「おかずのレパートリーを増やすこと」だと思っていたけど
もっと大事なことがあると気づいた。

それは、「お弁当を腐らせないこと」

ミシュランを獲得したこともある和食店の大将に
お料理を作る時に大切にしていることを伺ったら
「食品衛生です」と、きっぱり。

「どんなに美味しいお料理を作っても
 食中毒を起こしてしまったら、お料理も台無しです
 人の命を預かっているということを忘れてはいけない」
これには、ぐうの音も出なかった。

時間が経ってから食べるお弁当は
出来立てを食べられる家での食事よりも
食品衛生について気をつける必要がある

特に昨今は1年を通して暖かい日が多い
真夏にはどえらい気温になる
食中毒には本当に気をつけねばならないと思う。

そんな食品の衛生を保つために心がけていることです↓

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