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夕食に来るのは誰?

最近見つけたYoutubeチャンネル『誰來晩餐?(セーライワーンツァン)』(『夕食に来るのは誰?』)

台湾の公共電視(公視)で15年毎週放送されてきた番組。

一つの家族を訪問し、夕食に招待したい有名人のリストの中からゲストを夕食に招待する、という番組。

ホスト家族は、ゲストを乗せた番組のヴァンのドアが開かれ、ゲストが出てくるまで誰がくるのかは知らない。

見どころは、誰が夕食に招待されたかよりも、それぞれの家族のストーリーにある。

録画されているのを忘れてしまったかと思わせるような本気の夫婦喧嘩や子供に苛立ちを覚えるあまり厳しく叱咤する親もいる、普通に近所にいるような人達のありのままの生活が赤裸々に放送される。

そんな番組に私は、はまってしまった。

飾らない人達の生活に共感するものがあり、同じ悩みを抱えている人もいれば、同じ目標や理想をもって生きている人もいたり、毎回のエピソードから学べることが溢れるほどたくさんある。

世の中にはいろんな人がいろんな生き方をしていることに改めて気づく。

物質的に豊かで金銭に困らないが、家族仲が悪く、同じ屋根の下で一緒に暮らしているものの、顔を合わさない生活を送る人達。

借金をしたり、家族からサポートしてもらったりと生活は苦しいが、家族仲良く助け合って生きている人達。

家族事業をみんなで助け合って営み、養子縁組を通して孤児となるはずの赤ちゃんを我が子として育てる人達。

定年の年になってもフォスターファミリーとして、合計10数人の子供たちの面倒を見てきた年輩の夫婦とその家族。

自分の生活圏の中にはない様々な生き方に刺激を受ける。

慣れ親しんだ自分のコンフォートゾーン、枠にはめられ、限られた世界の中で比較をしてしまうため苦しくなることに気づいた。

「周りと違ってもいい」というマインドが次第に形作られていくのが自分でも分かる。

周りと比べるのではなく、自分はどうしたいのか。

「自分の人生だから他の人と比較するな。」
馴染があり、よく耳にする一言だけれど、今になってやっと心に刺さる。

いろんなことを考えさせられるこの番組から得られた
たくさんの感動や気づきを綴っていきたいと思う。

生まれ故郷である台湾で過ごした幼少期を思い出し、胸躍らせながら一つ一つのエピソードでの「新しい出会い」に期待することが楽しみの一つである今日この頃。

改めてYouTubeに感謝。

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