柴崎の勘定板

落語の勘定板からタイトルをお借りしました。 南の方に住む社会人5年目。 バカバカしい話…

柴崎の勘定板

落語の勘定板からタイトルをお借りしました。 南の方に住む社会人5年目。 バカバカしい話を書いてます。

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乗り間違った電車とアイツの結婚式

目の前で乗る予定の電車が去っていくこと以上に切ないことがあるだろうか。 しかも特急だぞ。特急といっても都会の特急ではない。田舎の都市を結ぶ特急である。この区間の電車は1時間に1本、もしくは2時間に1本といった感じだ。電車を見送ってしまった私はすぐさま次の発車時刻を確認する。2時間後。クソが。 この悔しさが都会のシチィボーイにわかるだろうか。わかるまい。 時間には間に合っていたのだ。ギリギリではあったが。 友人の結婚式がある地方都市に来ていたものだから、ホテルチェックアウト後

    • 恐怖のポーン。

      私はタイに行きたかったのだ。微笑みの国、タイ。微笑みスキンヘッドの私にはぴったりだろう。 その計画が始まったのは今から2年ほど前である。そもそもはキクチと居酒屋巡りをしていた時だ。キクチは大学時代からの友人である。寡黙で何を考えているかわからない時が多々あるが、おそらく良い奴である。 そんな彼と定期的に居酒屋巡りをしていた時にだ。渋めの居酒屋が好きな我々だが目当ての居酒屋が空いていなかったが故に、たまたま目の前にあったメキシコ料理屋に入ったのだ。私たちの運命はここで狂ってし

      • 「楽しい理不尽」2023年まとめ。

        本当は大変素敵な彼女と、スキー旅行なんて言って、これなんて料理だろうね、なんて言いながら温泉旅館に泊まってファオ!な時間が過ごしたいと思っている。でもそんなことはない。断じて無いのだ。 長期休みになると、必ずブックオフに行っている気がする。何年か前から、だいたい年末年始はDSやゲームボーイアドバンスの中古ソフトを買って、延々とプレイする。それは暇を持て余した極地なのか。徹底的な逃避なのか。ただ、今年は12月30日の時点でロックマンエグゼ3をクリアしてしまった。そろそろSwit

        • 「柴さんって、遊んで来なかったんですね。」

          私は今年27歳になる。紳士淑女の皆様は27歳という年齢にどういうイメージを持っているだろうか。私が思い描く27歳は、バリバリ仕事をやってプライベートも充実していて、とにかく表題のような事を言われるなんて事は万に一つも想像していなかった。20代男性が言われたくないセリフの中でもトップクラスだろう。しかも男の後輩に言われたものだから本当に忸怩たる思いである。もう次の日は有給を使いたかった。が、それはさまざまな事情を鑑み、実現しなかった。 そもそも「柴さんって、遊んで来なかったん

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        乗り間違った電車とアイツの結婚式

          この腰の痛みを。

          大変に腰が痛い。深夜の通りをコンビニまで歩きながら、腰の鈍痛に喘いでいた。 元々腰はあまり良くないのだが、最近輪をかけて痛い。腰が痛いと思ったら、太腿も痛くなるし名前の分からない体の部位まで痛い。鈍痛と言いつつも時折刺すような痛みが体を走る。その度に天を仰ぐ。さぞ不審者に見えた事だろう。鈍い痛みに刺すような激痛。鈍激痛とでも言うべきか。この痛みなんとか伝えたいが、語彙を持ち合わせていないし、そもそも語るべき友達が殆どいない。悲しみに咽ぶばかりである。 思えば故郷に帰って来て

          この腰の痛みを。

          許してください。

          友人がnoteを書き始めた。 本当に嫌になる。 圧倒的に私よりも才能のある彼(しかもサウナに20分も入っていられる)がnoteを書くと比較されるではないか。 小さな小さなコミュニティで自意識過剰かもしれないが、すぐにこんなことを思ってしまうのである。 私はミジンコほどに小さな男である。 彼のnoteを読んでみた。 自分の好きな事やみんな思っているであろうが言わないことを、偏愛的に変態的に、しかも短くまとめている一番知的でかっこいいやつ。 私がやりたかったことはこういうこと

          許してください。

          スキンヘッドのメリットとデメリット

          繁華街で客引きをされなくなって久しい。特に一人の時。 髪型をスキンヘッドにしてから、明らかに避けられているのが分かる。 あんなにめんどくさかった「もう店決まってるんで」というやりとりは最後いつだっただろうか。愛おしいものは失って初めて気づくものである。 最近は携帯電話やウォーターサーバーの勧誘の人たちも声を掛けてくれない。今日もウォーターサーバーのイベントの前を通ったが、奴らはみんな下を向いた。心の中では「てめえら声かけろや!道開けてんじゃねーぞ!」と怒鳴り散らかしているのだ

          スキンヘッドのメリットとデメリット

          ため息も呼吸のうち

          何も書けず、1時間が経過した。もう今は深夜だ。 はぁ・・・とため息をついた。 が何か降ってくるわけではない。天才ではないのだ私は。 皆さんはため息は好きですか? 完全に何人かいなくなる唐突さだが、書いてみるとなんか言いたいことがありそうな気がしたから不思議だ。 もちろん、幸せのため息って奴もあるがあいつは別物だ。 今回は嫌なことあった時のため息。 好きとか嫌いとかそんなんじゃない!と言われそうだが、気になったのだから仕方ない。 嫌いと言い切る方も、それなりに居ると思う。

          ため息も呼吸のうち

          「嘘のない生き方」

          今週とある県の民放ラジオの女性パーソナリティーが引退された。私の大好きな、恩師のような姉のよう(おこがましいが)、そして歳が近ければ絶対に恋に落ちていたようなそんな存在の人である。同性にも異性にもモテてきただろうし、今もすごくモテていると思う。 その知らせが入ったのは、僕が自分のインスタグラムにオールナイトニッポンの元チーフディレクター石井玄さんの「アフタートーク」という本を読んだことを投稿した時だった。久々の連絡もラジオ絡みだったのがすごく嬉しい。 もう2、3年連絡をと

          「嘘のない生き方」

          週に一回の楽しみ

          毎週金曜日22時30分。仕事を終えた僕は必ず彼に電話をかける。それは休日に入る前の大切な時間でありつつ、ちょっとした緊張感のある自分なりのチャレンジだ。 「絶倫たぬきのきんたまらじお」 2021年3月に始まって、ついに半年が経ってしまった。堪え性のない私にとって、止めてしまってもなんの問題もないこのポッドキャストが続いているのは奇跡のようなことだ。 番組の軸は、「全く意味のない、でもってただ楽しい時間をつくる」というもの。それに付随して、「今週なかった話」や「交通情報」

          週に一回の楽しみ

          俺はメランコリックだよ!

          私の友人には、俗に言う「凄い人」が多い。 そのことにかなりのコンプレックスを感じてきた。 もちろん、音楽がすごい、振り付けがすごい、デザインがすごいといった人たちもそうだが、普通に生きてるだけでなにかが起こる、そんな人もいる。どうやって立ち向かえというのだ。 学生時代から羨ましいなぁと思ったことは数知れず、だから、私はいつもみんなと違うジャンルへと逃げてきた。 今回はその中の友人からのお題「メランコリック」だ。 その友人はいうなれば「段取り」の達人だ。人の配置・スケ

          俺はメランコリックだよ!

          柔軟剤ってやつぁ

          柔軟剤という奴には、いつも騙される。 僕は24歳の男だ。人並みにもてたい。 というかめちゃくちゃモテたい。 「好きな人に好きになって欲しい」なんてカッコつけたりするけど。 モテる簡単な手段は何だろう。 洋服?いや、洋服はカッコいいなと思うけど「好き」にはならない。「整形」?そんなお金はない。 ならば香りだ。いい匂いのする人は、なぜか好きになる。本能レベルで。 よし、いい匂いをさせよう。 そんな僕に、柔軟剤ってやつは微笑みかけてくる。「俺がいるぜ」ささやかれ、液

          柔軟剤ってやつぁ

          ゼクシィのち、玉ねぎ畑の中真ん中で。

          ついに、来た。僕にも、来た。 みんな大人だぁ。と実感する日があったので、そんな話を。 「別に羨ましくねぇし!」 と言い放ったのは私と、私の助手席にいた男だ。 先ほど「俺、結構な頻度で風俗に行くんだ」と突然の告白があり、「一緒に風俗いかね?」と誘われた。心は一瞬躍ったが、時間も時間だったしお金もなかったので断った。また今度。 つまるところ当分浮ついた話題の無さそうな二人を乗せた軽自動車は、両サイド玉ねぎ畑の星降る田舎道を爆走していた。フロントガラスに蛾がぶつかる。ライ

          ゼクシィのち、玉ねぎ畑の中真ん中で。

          遥かなるオールナイトニッポン

          久しぶりの更新となりました。 何をしていたかというと、毎日のようにトップバリュの天ぷらそばを食べ、タンパク質多めのセブンイレブンのパンを食べ、ファミチキを食べて、トップバリュの天ぷらそばばかり食べていました。 そんな日々の中、ほぼ毎週金曜日24時から焼酎を飲みながら(強制)、毎回タイトルが変わる番組を、ちっちぇーマイクに吹き込んでおりました。 公開してないメールアドレスにメールが来たり、架空の国の住人から国の売り込みが来たり、いっこうに名前を覚えてくれないリスナーが居た

          遥かなるオールナイトニッポン

          たぬきのきんたまらじおは続く

          調子に乗って第2回やってしまいました。 第2回のタイトルは、「ぜつりんたぬきのきんたまらじお」です。 これまでの感想を振り返ってみましょう。 狂ったこと言ってても平然と進むから異世界のポッドキャスト受信したみたいで逆に良かった。との事です。 さあ第2回は自己紹介から!

          たぬきのきんたまらじおは続く

          【脳の休養に】たぬきのきんたまラジオ

          以前ここでも紹介した、「Z世代のため息風力発電」に触発され、友人とポッドキャストを作ってみた。 いかに無意味なものを作るか、が、今回のテーマ。 案外、無意味なものを作るのは難しかった。 出来上がったものを聞いて、爆笑してしまい、本当にこれは無意味なのか?と思ったほどだ。 ぜひ聞いてみてほしい。 僕の大好きな先輩の表現を借りると、 「徹夜でしこたま飲んで 早朝帰り道の階段で派手に転んで 頭打って朦朧とした意識で タクシー止めて病院に向かってるときに カーステレオから聞こえて

          【脳の休養に】たぬきのきんたまラジオ