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見極めるべき、デジタルマーケティング会社の「売り物」とはーー栄養ドリンク1本で健康になれるはずがない話


はじめまして。
クラシノ株式会社の代表をやっております芝田と申します。
会社は現在8期目に入り、3月で決算を迎えるタイミングです。

お陰さまで順調に成長しており、今後の採用活動や新規お取引のお客様に向けて弊社のご紹介をかねて会社としての発信をnoteでしていくこととしました。

8期目と書きましたが私にとって起業はこれが2回目で、1回目の起業も入れると17年は経営を続けています。経営視点で見たときの「人」とか「お金」の話、今だから言える失敗談についてなども書いていきたいと思います。どうぞお付き合いくださいませ。

クラシノが他のマーケティング会社と違うところ

さて1回目は、私たちクラシノの事業について書きたいと思います。
クラシノは、顧客企業にデジタルマーケティングの支援を行うことをメイン事業にしています。
デジタルマーケティングという言葉は扱う分野の幅が広く、定義するのも難しいところですが、私たちはWebを起点とするマーケティング活動の指南役として幅広くサービスを提供しています。

ここまではよくあるマーケティング会社さんと変わりがないのですが、私たちのサービスの特徴として、入り口から「特定のソリューションを販売する」ことを前提としたスタイルは取っていないということが挙げられます。

Web広告、SEO対策、SNS運用、様々なマーケティングのためのデジタルツールやシステムが世の中には溢れ返っていますが、一般的には、これらの「売り物」をたくさん販売することで利益を得るのがデジタルマーケティングの会社さんたちといえます。

私たちは違います。
私たちはまずはお客様のお話を伺い状況を整理、課題を洗い出して、取り組むべき活動を経営目線で計画するところから始めます。デジタルマーケティングのツールや広告商品は、必要であればもちろんスピーディーに提案しますし実行まで担当しますが、お客様の課題を「売り物」に合わせることはしません。提案資料も実行計画も毎回スクラッチで作っています。

逆説的!?「属人的」なデジタルマーケティングの世界

これは経営目線で見ると非常に効率が悪い(泣)
いわばコンサルテーションそのもの、人的リソース自体がクラシノの「売り物」なので、生産性をあげにくいというか。スタッフも幅広く施策を理解し提案できる力がないといけませんし、それを実現するための経験も必要です。世の中の「デジタルマーケティング」のイメージに対し、逆説的ですが属人的な世界といえます(つまり参入しにくい領域ともいえ、そこが我が社のノウハウなわけですが)。

なぜこういった非効率なアプローチを選ぶのか、それは、これまで多くの顧客と向き合う中で、特定の一つの手段で課題解決出来ている現場など見たことがないからです。何かを売りつけてハイ終わり、では顧客のためにならない。

どういうことかというと、Webとマーケティングの世界はそもそもの技術的な難しさもあれば、データ分析や専門的なツールなど簡単には入り込みにくい敷居の高さがあります。サービスの進化や新技術の登場など変化のスピードもすさまじい。そういった専門的なWEBやマーケティングのことまで理解出来るスタッフが揃う事業会社さんなんてのはまず大企業さんぐらいでしょう。

栄養ドリンクに注意

そこでつい、「売り物に客先の課題を合わせ」ようとするマーケティング会社の恣意的な提案に流されて一つの手段にお金を投じてしまう。こういった不幸な光景を非常に多く見てきました。結果、当初の本質的な課題は何も解決されずにコストだけが嵩んで悩みが深まるという…。売り物ありきのマーケティング会社がやっているのは、例えるならば、健康になりたい人に対して"この栄養ドリンクを飲めば間違いない"と言ってるのと同じこと。

もちろん全てがダメな訳ではなく、ハマるケースもあるでしょう。ですが私が起業する前、会社員だった頃からこういった施策で困っている企業さんの相談をたくさん受けてきました。そんな、売り物ありきのアプローチに苦しむ企業さんたちの受け皿になりたい。それがクラシノのようなスタンスの会社が必要だと考えるに至った経緯です。栄養ドリンクだけ飲んでいれば健康になれるわけはなく、適度な運動も、栄養のバランスも、規則正しい生活も必要。根本的なところからアドバイスして、実行までそばにいておつきあいするのがクラシノのアプローチです。

顧客起点で考えるバカ正直な会社です

例え非効率でもクライアントとしっかり向き合って、きちんと全体の最適化を図りたい、そう思っています。それが顧客のためになると信じているからです。いや、なんか偉そうですが、普通に正直に考えたらそうなったというだけなんです。そうじゃないのなんかおかしくないですか?

そんな想いで始めてはや8年。
他の代理店やマーケティング会社で同じようなもやもやを抱えて燻っていたメンバーが弊社に集い始めています。クラシノの考え方にピンときた方は、ぜひお声掛けください。今年は特にコンサルタントの採用に力を入れています。

栄養ドリンク的なデジタルマーケティングでお悩みの企業様も、ぜひぜひお声掛けください。根本的な体質改善を一緒に目指しましょう!


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