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ミラノ奮闘記/イタリアスタジオ

ミラノも6月にはいり、日差しも強く、いよいよ夏本番。8月には事務所を閉めてバカンスに入る、その前にひとつ大きなプロジェクトを任されることになった。ドア会社のプレゼンテーションだ。
複数のチームに分かれ、アイディアを出し合うグループワークで進めていくこととなった。
レンダリングは3DMAXというソフトを使用する。空間を演出するのに非常に有効なソフトである。

日本のデザイン事務所での経験が非常に活かされた。3Dソフトの使用は今回が初めてだったが、色と形を調えていく作業は他の誰よりも自信があった。ドアはシンプルな分だけ奥が深く難しいプロダクトであることも良くわかった。仲間と100パターンほど案を練ってレンダリングに仕上げていく。

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夏やすみ前には仕上げなければならず、スタジオスタッフ総動員でプロジェクトに取り掛かった。イタリア人の同僚もなかなかこの課題には苦戦しており、綺麗なレンダリングを仕上げるにはソフトが使える云々より、センスの方が重要だった。さらに構造的なところも抑えなければならないので、ついこの間まで学生だった同僚たちにはかなり厳しい課題だったと思う。
なかなかボスのOKが出ず、みんなで文句を言っていたのを覚えている。

一方僕は、ついこの間まで仕事として設計をやっていた人間なので、ここは自分の得意なフィールドで、俺が引っ張っていかなければと勝手に責任感を持っていたw

モチベーションを誰よりも高く持ち望んでいたのもあって、ほぼ9割のデザインが採用された。

当時、がんがんプロジェクトを進めている僕の姿を見て、イタリア人の同僚から、ちょっと煙たがられていたので、9割自分のデザインが決まったときは、優越感でいっぱいだった。

このプロジェクトを成功させたのもあり、もう少しこのスタジオで学ばしてくれることになった。












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