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長き眠りから覚めた激強妖怪がなぜか江戸に襲来!?50年以上前にこんな面白い映画があったとは!「妖怪大戦争」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(407日目)

「妖怪大戦争」(1968)
黒田義之監督

◆あらすじ
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4千年の眠りから目覚めた吸血妖怪ダイモンがバビロン遺跡から現れる。その後、ダイモンは日本の伊豆半島に襲来し、心優しき代官の磯部兵庫に乗り移る。神の存在を否定し、傍若無人な振る舞いをするダイモンは日本を我が物にしようと画策していた。しかしそんな代官の正体に気づいた河童は仲間の日本妖怪たちと共にダイモン討伐のために立ち上がる。
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“長き眠りから覚めた激強妖怪が江戸を乗っ取ろうとする”
というぶっ飛んだ設定が50年以上前にあったというのが驚きですね。今、このままリメイクしても面白いと思います。
現在、DMMTVやU-NEXTで配信中です。
(かなり前の作品だからかところどころ映像の乱れがあります。)

バビロン遺跡から現れた妖怪がなんで江戸の町に来るんだよ!と誰もが突っ込みたくなると思います。痺れますね。

ダイモンは
“血を吸った人間の体を乗っ取り、その人間もダイモンそのものになる”という斬新な設定が面白かったです。実質、ダイモンが何体にもなるという訳なので本気を出したら日本くらい簡単に乗っ取れそうです。

吸血妖怪ダイモン
デザインも凝ってます。

そしてそのダイモンに立ち向かう日本妖怪たちはオールドスタイルですが個性豊かで魅力的です。
河童はべらんめぇ口調だし、油すまし(熊本に出現せる妖怪)はなぜか関西弁で話します。雲外鏡(見た目が鏡の妖怪)にいたっては鏡でも何でもなく、お腹に映像を映し出す狸です。

主人公ポジションの河童
真ん中のが油すまし
一番左が雲外鏡です。

舞台は江戸ですが色んな言葉が飛び交います。

こういった固定概念に囚われないオリジナリティ溢れるキャラ設定や個性がぶっ飛んだ世界観にマッチしていて、最後まで楽しく見れます。
そしてそんな個性豊かな日本妖怪たちがダイモン軍団と死闘を繰り広げるラストはかなり熱くて面白いです。

80分程の作品なのでサクッと見られます。オススメです!

余談ですが門番役で出演されていた若井はんじ•けんじさんという芸人さんのやり取りがもう完全に漫才でめちゃくちゃ面白いです。弟子もたくさんおり、はんじ•けんじさんのお弟子さんのお弟子さんが松竹のスター森脇健児さんです。

若井はんじ•けんじさん

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