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怖がり方も怖がらせ方もレパートリーが豊富「呪いの橋」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(437日目)

「呪いの橋」(2020)
レスター•シー監督

◆あらすじ
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キャンパス内にある橋で真夜中に出ると噂の女学生の霊。有名な怪談話の真偽を確かめるため、大学生の男女たちが心霊スポットで肝試しをはじめる。(公式より引用)
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台湾発のNetflixオリジナル作品です。

怖がらせ方のレパートリーが非常に豊富で、目新しさはありませんでしたが一つ一つのクオリティが高いので見ていてとても楽しかったです。

とある大学のいわくつきの心霊スポット“女霊橋”で肝試しをした学生たちにとんでもない恐怖が襲いかかる

というテンプレもとい王道の展開です。

登場人物にはあまり個性がないので感情移入することも無く、「誰が死んでいて、誰が生きているのか」の整理もつかなくなってきます。
そしてここは好みが別れる部分だと思いますが時系列がやや複雑でした。その部分がかなりミソであるためネタバレは避けますが、登場人物の個性の無さも相まって大分混乱しました。

現代Partのリポーターの女性が非常にキレイでした。

今作で印象的だったのが“怖がらせ方のレパートリーが豊富”という点です。カメラワークやカット割りの上手さ、緩急、照明、ジャンプスケアも相まってシーン一つ一つのクオリティが非常に高いように感じました。
また、俳優陣の芝居がとてもリアルで緊張感が半端じゃないです。怖がり方も各々で違いが見えてとても良かったです。

初めてホラー映画に携わる役者さんやスタッフさんはこの作品を見ておくと抑えておくべき点が大体分かるのではないでしょうか。

御札を剥がすと禄な事がないです。

2016年Partに関しては男女関係のもつれが原因で、そもそもの発端も恨みを残して亡くなった女性の怨念であるため原題の「女鬼橋」の方が個人的にはしっくりきました。

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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