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怒涛のゴアに動悸がとまらん【ホラー映画を毎日観る人】(206日目)「哭非/THE SADNESS」

「哭非/THE SADNESS」(2021)
ロブ•ジャバズ監督

◆あらすじ
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インフルエンザに似た感染症「アルヴィンウイルス」が蔓延する台湾。しかし重症化することもないため、政府は大規模な対策を取らずにいた。だがウイルスの専門家であるウォン博士だけは狂犬病ウイルスに似たこのウイルスが突然変異を起こせば大変なことになると警鐘を鳴らしていた。
若いカップルのカイティンとジュンジョーはいつも通りに起床し、カイティンを駅まで送り届ける。ジュンジョーが飲食店に入ると血まみれの衣服を纏った不気味な黒目の老婆が暴れ出し、その後他の客までもが同じような黒目になり楽しそうに人々を襲い始める。
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☆公式サイト

カナダ出身で台湾在住のロブ•ジャバズ監督の長編初監督作品です。新型コロナウイルスによるパンデミックを題材にしており、もしかしたら本当に起こりうるんじゃないかと想起させるリアリティがあり非常に面白かったです。

冒頭の10分以降はR18でも生温いんじゃないかと
思うほどの怒涛のゴアの嵐
が最後まで続き、電車内でのシーンでは動悸が止まらなくなりました。

このおばあちゃんがトラウマ級です。

多くの場合
従来のゾンビの行動理由は“人を食べる”
というところにありますが

今作の感染者(ゾンビ)

自分の非道な行いに対する罪悪感はあるものの、破壊衝動や暴力性を抑えきれず、手当たり次第に人を襲う者、関係性がある特定の人物を狙って追い続ける者、性欲に衝き動かされる者などがいます。人を襲う際は共通して満面の笑みを浮かべます。いかに残虐に人を殺せるかと考えるあたり、どちらかと言うとゾンビより狂人のように感じました。

上記のような
今までのゾンビ映画とは一線を画す点が多く、
非常にインパクトがありました。

黒目が不安を煽ります

ストーリーとしては離れ離れになった若いカップル(カイティンとジュンジョー)が再会するために奮闘するという大きな軸があり、主な登場人物を数人に絞ることでとても見やすくて良かったです。

内容が内容なのでゴア好きの方以外には絶対に勧められませんが、個人的にはかなりお気に入りの作品となりました。

このおじさん一生忘れられない

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