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ロックとエロの融合【ホラー映画を毎日観る人】(247日目) 「ロッキー・ホラー・ショー」

「ロッキー・ホラー・ショー」(1975)
ジム・シャーマン監督

◆あらすじ
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恩師であるスコット博士の元へ結婚の報告をしに行くブラッドとジャネット。しかし大雨が降りしきる道中で車がパンクしてしまい、電話を借りるため近くにある古城を訪ねる。その古城では奇怪でド派手なパーティーが行われており、城主のフランクン•フルターは金髪美男子の人造人間ロッキーをブラッド達にも披露する。バイセクシャルのフランクンはロッキーとの結婚を宣言するも、その晩にブラッドとジャネット両方と関係を持ってしまう。
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強烈でインパクトのあるビジュアルの登場人物達が歌って踊るホラーミュージカルです。
トガッたストーリーと歌唱やダンス、そして不器用でメンヘラなフランクンの可愛らしさを楽しむ作品です。

ティム・カリー演じるフランクン

ワンピースの登場人物であるエンポリオ•イワンコフのモデルにもなっています。

エンポリオ•イワンコフ

寂しがり屋で独占欲が強く、自分が作った人造人間であるロッキーがジャネットと関係を持ったことを知ると途端に怒り狂い「私があなたを作ったのよ、生殺与奪は私次第」とメンヘラムーブをかましてきます。
にも関らず、城を訪ねて来たブラッドとジャネットどちらにもちゃっかり手を出し、「誰にも言わない?」という問いに対する「モチよ、約束するわ」というセリフがかっこよすぎました。

公開当初の評判は決して芳しいものではなく、試写会では途中退席が後を絶たなかったそうです。しかし前述したビジュアルや衣装のインパクト、性に対する多様性、エロティシズム、エッジの効いた斬新な内容で徐々に評判を集めたそうです。

終盤で登場するこいつらが意味不明すぎて
めっちゃ好きです。

公開から1年後には今で言うところの応援上映のようなものが行われたり、舞台上で実際に俳優陣が踊りや歌を披露しながら本編が上映されたりとロングランで愛されています。

日本でも応援上映やったら盛り上がりそうですね


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