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故郷に移住したら人生が180度変わった話(32歳になりました)

渋谷です。32歳になりました。
今まで30回以上誕生日を迎えて来たわけですが、今回の誕生日は一味違います。
何が違うのかというと、故郷の新潟で迎えているということです。

今年の6月に思い切ってUターン移住をしたのですが、そこからビックリ仰天。人生が180度変わりました。なぜ故郷に帰ることを決意したのかというのは、是非こちらのnoteをご覧ください。

正直言うと去年の誕生日には翌年新潟で誕生日を迎えているなんて想像していませんでしたが(新型コロナウイルスなんて全く予想していなかったので)、はっきりと断言できるのは、「新潟に帰る決断は今のところ人生で最良の決断だった」ということです。
高専に入ろうと思ったのも、筑波大学に編入を決めたのも、ベンチャー企業に就職したのも、2011年に起業したのも、それぞれ素晴らしい決断だったと思います。ただ、故郷へのUターン移住は、それらを凌駕するほど、自分の人生にとって重要な意思決定だったと感じているのです。

なぜそう感じるのか?人生が180°変わるとはどういうことか?
それをこの記事では書いていきたいと思います。

心の奥底で負い目を感じていたこと

包み隠さずに言うと、僕は20年間生まれ育った故郷の新潟に対して、負い目を感じて生きていました。中学校までの友人の多くは新潟に残っていましたが、自分は地元を離れて夢を追いかけ続けて生きてきました。行きたかった大学に進学し、18歳の時に志した起業家にもなり、たくさんの経験をしました。20歳まで一度も海外に行ったことがなかったのに、その後10年でたくさんの国に行くこともできました。自分の夢を追いかけ、思う存分成長することができました。

一方で、10年経って故郷を見てみるとどうでしょう。小さい頃に賑わっていた佐渡の商店街はシャッターまみれ。小学生の頃住んでいた南魚沼は友達の大多数が旅館や民宿の子供たち。なのに、その数は減っていくばかり。アルビレックスはJ1じゃなくなっているし、暖冬で雪が減って打撃を受けるビジネスも多数。おまけに、今回の新型コロナウイルス。

統計的に見ても、決して明るいとは言えない数値と未来が見えていました。
減り続ける人口、衰退していく産業、日本一低い起業率・・・。

もう放っておけない。自分一人の力でやれることなんて限られているかもしれないけど、故郷に対して今何もしなかったら、一生後悔する気がした。

夢を追いかけ続ける過程で、最も負い目を感じていたこと。
それこそがまさに、「故郷への貢献」だったのです。

誰かのために生きることの幸せ

自分の夢だけを追いかけ続ける人生から、故郷に帰って色んな活動をし始めたことで感じた幸せがたくさんあります。

「おかえり」という言葉をかけてくれる人々。「帰ってきてくれてありがとう」と言われた時の嬉しさ。一時間の講演を聴いた後に、目を輝かせて御礼を言ってくれる人。久しぶりに再開した同級生たちの嬉しそうな顔。

「幸せって、こういうことだったのか」と日々実感していく自分がいました。
今まで幸せだと感じていたことは、ワクワクとか楽しさとか好奇心からくるものでした。
でも、今幸せだと感じていることは、誰かのために何かをして、感謝されることで得られる幸せ。

この差は、驚くほど大きい。もちろん、会社をやっていてお客さんから感謝されたり、仲間から感謝されたり、それもとてもとても幸せなことです。
でも、自分が生まれ育った地域や昔から知っている人からされる感謝は、なんとも言えない幸福感をくれるのです。

ガネーシャが久しぶりに教えてくれたこと

僕が10代の頃に読んで、「夢」について真剣に考えるキッカケとなった本。それは、「夢をかなえるゾウ」です。
そのシリーズ最新作が今年7月に発売されました。近所の蔦屋書店をふらっと歩いていたら目に止まり、気付いたら買っていました。

この本ではガネーシャというゾウが、人生にとって大事なことを教えてくれるのです。
久しぶりに会ったガネーシャは、今回もまたびっくりするくらい完璧なタイミングで、大切なことを教えてくれました。彼は昔と変わらずおもしろおかしく、そして深い話をたくさんしてくれました。僕は昔と変わって、涙腺が弱くなっていました。笑

今回のテーマは「夢」というよりは、「死ぬまでにやり残したこと」について深く考えさせられる内容でした。いわゆる、バケットリストというやつですね。

僕の人生が180°変わったのは、「夢をたくさん叶える」という目標が、「死ぬときに後悔しないようにする」という目標に変わったからなのだと思います。
10代の頃から一貫して変わっていなかった根本的な人生観が、アップデートされたのです。

故郷に帰ったことで環境が大きく変わり、そして偶然同じタイミングでガネーシャに再会したことで、人生観がガラリと変わりました。何が変わったのかについて、もう少し具体的に書いていきたいと思います。

緊急度が低いけど重要度が高い課題を一気にこなす

自分は今までの人生で、正直「緊急度が高い課題」とばかり向き合って来ました。そうすると、緊急度が低い課題はどんどんと積まれていく。「本当はやりたかったのに・・・」という感情が徐々に蓄積されていき、それらは気づくと大きな大きな「心の負債」になっていました。

「自分が今すぐやるべきこと」を優先して「他人にやってあげたかったこと」を疎かにしていると、人生を心から楽しめなくなっていくものです。
今この文章を読んでいて、心当たりがある人もきっとたくさんいるのではないでしょうか?この記事がきっかけで人生を見つめ直す人が一人でも増えたら、これほど嬉しいことはありません。それこそが、僕が生まれて来て良かったなと思う瞬間です。

さて、ここから先はプライベートのことを多めに書きたいと思います。
思い切って人生初の有料noteにしてみたので、誕生日プレゼントだと思って興味のある方は是非ご購読ください!笑
人生を変えたいなと思っている人、移住に興味があるけど悩んでいる人、人生でやり残したことがあると感じている人、なんかにはきっと参考になると思います!
もしかしたら、先ほど紹介した「夢をかなえるゾウ」を読んだ後の方が胸に刺さる内容になってるかもしれないので、良かったら合わせてご覧ください!

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