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1日50個のほめ言葉を目標に!子どもをそのまま認め、愛情を伝えよう

最近、子育てが難しいと感じていませんか?子どもをより良い方向に変えたいと思えば思うほどうまくいかず、叱ってばかりいる…。このようなときには、どのように対処したらよいのでしょうか。

それは、子どもを変えようとせず、親が変わればよいのです。今日は、子どもをほめて育てる効果と、ほめ方のポイントについてお伝えします。


●「叱ってばかり」から思い切って方向転換!

叱れば叱るほど、子どもの様子がおかしくなっていくことをすべての親御さんが体験していらっしゃるのではないでしょうか。子どもを変えようとして小言を言ったり、叱ってばかりいませんか?

それでうまくいっていないのであれば、やり方を思い切って180度転換してみましょう。叱ることをいっさいやめて、1週間徹底的にほめて育ててみるといいのです。親がいつも明るく、やさしく、子どもに「いつも親は自分の味方だ」と思わせることに成功すればよいのです。

たいていは、この反対をやっています。子どもを叱り、小言を言い、子どもを敵にまわして攻撃してしまっています。しかし、これでは親も子も楽しい子育てという理想からはるかに遠くなってしまいます。

親も、子どもの立場になって考えてみると、毎日叱られ、小言ばかり言われていては、どんどん嫌な気持ちになっていくのではないでしょうか。子どもを敵にまわして攻撃している状態が続くと、勉強が始まる小学生になっても、勉強がスムーズに進まなくなってしまうでしょう。

●子どもを上手にほめるには

このようなお話をするとよく聞かれるのが、「わが子には、短所ばかりでほめるところがないのですが、どうしたらいいのでしょうか」という質問です。でも本当にそうでしょうか?見方を変えてみると、子どものすることがすべてほめる種になります

たとえば、子どもが朝起きてきたら、今日も元気に目を覚ましたことをほめてあげてください。「ゆきちゃん、おはよう。元気に目を覚ましたのね。ゆきちゃんが元気に起きてきて、お母さんは嬉しいよ」と伝え、ニッコリほほえみかけてみるのです。

すると、親の笑顔を見て、子どももニッコリすることに気づくでしょう。すると、「笑顔がいいね」とまたひとつほめることが生まれます

ほかにも、着替えがすめば、着替えが上手にできたとほめ、「おはよう」が上手に言えれば、挨拶が上手にできたと言ってほめれば、たちまち50ぐらいのほめ言葉が出てきます。

このように、1日50以上のほめ言葉を子どもに浴びせてほしいのです。するとたちまち、子どもが変わってきます。親の子どもに接する態度が変わると、子どもが変わるのです。

このように、親の態度を変えるコツは、子どもを今のままで認めるということです。子どもが赤ちゃんだった頃を思い返すと、できるようになったこと、成長した部分がたくさん見えてくるのではないでしょうか。

「長所がない、ほめるところがない」とないものに注目をするのではなく、欠点は欠点としてそのまま受け入れ、いい点だけをほめてみましょう。欠点と長所はシーソーのようなものです。欠点をつつかずに、いいところだけを見つめてほめるようにしていくと、いつの間にか長所が重くなり、欠点が軽くなって、次第になくなっていくのです。