見出し画像

子どもの「いいところ探し」で、子育てをより楽しいものにしよう!

子育てを楽しみたい!と思っても、日々の忙しさから心に余裕がなかったりすると、心から楽しめていないという状況になってしまうことってありますよね。そこで今回は、子育てを楽しいものにするためのヒントをお伝えします。

●親の小言が子どもに与える影響

ある調査によると、日本の親は、子どもにかける1日の言葉の70%が攻撃かマイナスの内容だといいます。これでは、子育てを楽しんでいるとはほど遠い状況ですね。実は、子育ての最大のボトルネックは、親が子どもをガミガミ叱り、小言をいうことなのです。叱って育てると、子どもの頭には抵抗壁が生じ、親の言葉を素直に聞かなくなってしまいます。小言が頭に入らないだけならいいのですが、学習することも頭に入らなくなってしまうのです小言は子どもの心から愛を失わせ、親となにをしても楽しくないという気持ちを生じさせてしまいます。

その結果、子どもはやる気を失い、親の顔色をうかがうようになります。ほかにも、爪噛みや吃音、チック、おねしょなどの症状が出ることもあります。

●素直で優しく、やる気のある子に育てるには

一方、叱られずにほめられて素直に育てられた子どもはどうでしょうか。親のいうことになんの抵抗もなく、スイスイと入っていきます。親の愛情に包まれ、叱られずに育つと、とても素直に、ほかの子どもたちに対しても優しい子どもに育っていきます。それだけでなく、とてもよく学ぶ子どもにもなります。もちろん、人に迷惑をかけたり、危険なことをやったときなどは叱る必要もあります。しかし、それ以外はほめ言葉をかけてあげるのです。

ある心理学者がいっています。
「子育てには、ひとつも難しいことなるないのですよ。ただほめること。それあるのみです。行儀よく食べたらほめる。絵を描いたらほめる。ちょっと片付けを手伝ったらほめる。ただそれでいいのです。」

人間は一生、罰を避け、ほうびを求めて生き続けるといわれます。ほめ言葉こそ人間が求めるものであり、それを手にするために働き続けるのです。

●家族みんなでほめ言葉をかけ合おう!

子育てには、ほめ言葉が重要な役割を果たすということがおわかりいただけたでしょうか。子どもに対して一個の人格として接することがとても大切なのです。

これは子どもに限ったことでなく、夫婦間でも同じことがいえます。夫婦が楽しく過ごすには、互いにいたわり合い、やさしい言葉をかけ合うことが必要ですよね。しかし、照れくさい気持ちなどもあると、人はなかなかほめるということをしないものです。だからこそ、家族であっても、しっかりと意識をして相手をほめることが重要なのです。

ほめ言葉が家庭内を楽しくし、愛であふれた雰囲気をつくります。あなたが相手にかけたほめ言葉は相手の心を楽しく、嬉しくさせ、きっと嬉しい言葉になってあなたの元に戻ってくるでしょう。昨日よりひとつでもふたつでも多く、ほめ言葉をパートナーや子どもにかけていきたいですね。