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「想像力と数百円。」(糸井重里氏)~改めて、読書(本)の素晴らしさを見つめてみる~

「想像力と数百円。」

これは糸井重里氏の発明した「新潮文庫の100冊」というキャンペーンのシ
ョルダーコピーです。
解釈方法はいくつかあるかと思いますが、私は、「想像力を持ち合わせていさえすれば、たったの数百円だけで無限の広がりを本(文庫本)がもたらしてくれる」というようなニュアンスで第一次的には理解しています。

読書(本)の魅力をピタリと言い当てた表現だと感じ、個人的に好きなコピーです。

読書(本)のすばらしさは人類の歴史上、今まで幾度となく説かれてきたテーマであり今更小生が語るまでもない感はありますが、そうは言ってもやはり語っておきたいと思います。

「読書のメリット」

そもそも読書はメリットを求めてするものではないと思いつつも、副次的に得られるメリットがあまりに多すぎると思うので列挙してみます。

・新たな言葉/表現を覚えられる

例えば、「相好を崩す」みたいな表現。これは口語的に使われない表現なので読書体験でのみ獲得できる表現かと思います。

・新たな興味を連鎖的に作り出していける

例えば私は齋藤孝さんの本が好きでよく読んでいましたが、齋藤孝さんの本ではよくニーチェやゲーテなど哲学者が出てきます。そこでニーチェ自身に興味を持つことは勿論、そこから哲学というものに興味を持つようになったり、ニーチェやゲーテのバックボーンであるドイツという国や文化に興味を持つようになったり・・・という具合で興味を連鎖させることができます。

・知識を得られる

小説や自伝などでも勿論そうですが、特定のテーマを扱った本を読むことで効率良く知識を吸収することもできます。政治や世界史や科学など・・・。youtubeも良いですが、動画より文章のほうが早いです。
組み合わせるのが最適ですかね。

・読解力を高められる(?)

読解力というものが本当に存在するのか分かりませんし、存在したとしてそれが本当に養える類のものなのかは不明です。なので(?)をつけておきました。仮に読解力というものがありそれを養えるという前提で書きます。

読解力は仕事をするときに重要な素養です。
メールを読む力、資料を読む力、マニュアルを読む力、打合せや会議で文脈を読む力・・・。これらを高められるならば即ち仕事の能力を高められることになると思います。

・誰かとの会話を作り出せる

友達、上司、取引先・・・などなどとの会話の源泉になります。
まあ、友達との会話って話題はなんでもOKですが、上司やビジネス上の関係性においての会話はそうはいきません。世代も職業も違うという接点の少ない状況下ではそんな時、読書量が接点・共通の話題を作り出し会話の源泉となると思います。

・精神の修養になる
これは結構ふわっとしていますが、「集中力を養う」「前向きな考え方/発想を身に着ける」「辛さ、苦しさなどの疑似体験を通してたくましさを得る」などなど一言で言うと精神の修養ができると思います。(この点は話を広げると収拾がつかなくなるのであえてふわっとまとめさせていただきます。)

・なんか、褒められる。
これは番外編ですが、、、
本の持つ権威性みたいなものの作用でしょうか。
「本って偉い」ことになってることが多いので、読書しているとなんとなく褒められます。
「ちゃんとしてるヒト」感が出ます(笑)

歩きスマホってひんしゅくを買いますが、
歩き読書は二宮金次郎がそうであるように、むしろ「すごい!勉強家だ!」みたいなところがあるのではないでしょうか。
(もちろん、歩きスマホも歩き読書も危険!なのでしてはいけないと思います。)

本ってなんか権威性があるよね、という感想でした。。

「読書は障壁が少なすぎる」

おびただしい量のメリットがありながらも、障壁が少なすぎる!ということで障壁の少なさについてもまとめました。

・安い!もしくはタダ!

電子書籍Amazon Kindleアンリミテッドならば月額980円です。
ブックオフならば安ければ110円~。しかもクーポンがあります。
また、図書館を利用すればタダです。
他にも、友人から借りればタダですし、友人と読書の感想を言い合うなどの生産的な活動へ発展します。

・ほとんどどこでもできる。

実業家の堀江貴文さんは刑務所に服役中、1,000冊を読んだとのこと。物理的な制限を受けることは少なく、割とどこでも読書できてしまいます。

・特別な技術が要らない。初心者はいない。

だいたいの趣味は初心者を経て、ようやっと楽しめるようになります。
サーフィンとかだと楽しく乗れるまでに時間がかかりますよね。
しかし義務教育で読み書きは習っているので初めて本を読む、という人は多くないと思います。初心者はおらず、すぐに始められます。

・年齢の制限がほとんどない

身体的な制限もそれほどありません。なので高齢になってもできます。

・雨でもできる。

天候や気候に左右されません。

・ケガをする心配がない。ケガをさせる心配もない。

スポーツやドライブではケガをしたりさせることもあるかもしれませんがそれすらもないです。

・無限性

「読んだことのない本は無い」なんてことは無い、といって良いでしょう。
終わりが無いに等しいです。本は宇宙ではないでしょうか。

「まとめ」

・・・という訳でダーッと書いてしまいましたが、まとめると、
「読書は楽しいし、メリットがあるし、できない理由もあまりない」
という人類が生み出したもはや反則行為です。

暇⇒読書。
お金が無いなら⇒読書。
自分の世界を広げ、豊かにしたい⇒読書。

とりあえず、読書をすればいいと思います。
読書が凄すぎて最後は乱暴に、暴論っぽくなりましたが、ご容赦ください。。

という訳で、読書道を歩んでいきたい次第です。
尚、まだまだ語っておくべき事項がある気がするのでこちらの記事はどんどん更新して厚みを出していきたいと思っています。
今回は初版、ということで。。

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