戦略と戦術

人によって解釈は様々ですが、
私的には
戦略とは「目標と指標の決定」、
戦術とは「目標を達成する手段」
という感じて考えています。

たとえば戦争をするのにあたり、
どういう形で戦争を終結させるのか、
それを考えるのが戦略にあたります。

講和条約を結ぶのか、
敵国を攻め滅ぼすのか、
そういう目標を決めることです。

司馬遼太郎さんが
日露戦争までの日本軍と
それ以降の日本軍とは
全く別組織と思った方が良い
と書いていましたが、
私も全く同感です。

日露戦争の時は、
現場の戦争だけでなく、
米国へあらかじめ打診したり、
ロシアの革命の資金援助をしたり、
ロシアとの停戦条約ができるよう
あらかじめ全ての手を打っていました。

それに比べ、
第二次大戦はどういう形で
戦争を終わらせるかのシナリオも
ないままに、ずるずると戦争を始め
多大な被害を出してしまいました。

今、日本は色々な面で
岐路に立たされています。

もう一度、戦略と戦術について
考えてみるのも良いかも知れません。

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