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仏検2次の行方はいかに

 何とも言えない形で懸案事項になっていた、仏検準2級の一次試験。
 先週、結果が返ってきたが、100点満点中、60点で合格だった。

 今回の仏検準2級の合格基準点は58点だった。
 と言うことは、基準点より2点上回った形でのギリギリ合格に滑り込んだと言うことになる。

 とはいえ、非常に危ない綱渡りだったので、ひとまず安堵した。
 これまでの一次試験対策の話は、前回の記事にまとめている。参照してほしい。

 前置きはこの辺にして、さて本題。
 仏検受験者はご存知の通り、3級までと準2級の試験方式の大きな違いは、2次試験の有無である。
 2次試験とは、試験官がいて、その方々を前にしてフランス語で喋るのである。
 要するに口述試験というやつ。

 正直に白状すると、私は今まで独学でフランス語を勉強している民だったので、ネイティブのフランス人とおしゃべりをしたことがない状態だった。
 だから、まず私が不安になったのは、第一に相手の話を聞き取れるかということ。それから、咄嗟にフランス語の表現が口から出てくるのかということ。

 幸い、準2級の2次試験は、2級以降で出てくるような本格的なスピーキングではない。

 形式は、まず3行程度のフランス語の文章と、イラストが描かれた問題シートが渡され、それを1分黙読する。それから、フランス語の文章を読み、その後に続いてフランス語による5つの質問に答えていく、というものである。

 まあ、さしずめ2級以降の本格的なスピーキングのための第1ステップとして準2級がある、と言った感じか。

 これだけ聞けば、なんだ、そんなに難しくなさそうではないか、そう思われるかもしれない。
 確かに、文章も質問も、平易なフランス語で問いかけてくる。
 だからと言って、侮ってはいけない。
 やはり、定型表現や対策など知っておかないと、パッと答えられないのだから。

 そういうわけで、私は一次試験終了後、合否の結果を待たず、2次試験対策を始めた。

 一応、問題集には、2次試験の過去問および練習問題もあることにはあるのだが、分量としては全然少ない。
 そこで、私は少々課金して、オンラインでのプライベートレッスンを受けることに。

 レッスンは、ほとんどフランス語で行われたのだが、普段フランス語をラジオ講座でしか聞いていない自分にとって、最初は全然聞き取れず、恐々としてしまう。
 けれども、優しいムッシュの先生は、一つずつ丁寧に教えてくださった。
 よく間違えてしまう箇所は繰り返し指摘してくれた。

 私は特に時刻の表現は、最も混乱している箇所だった。
 例えば、4時45分と言いたいとき、フランス語では「5時15分前」という表現を使うのだが、これがいくら指摘されても、こんがらがってしまう。
 誤って、「3時15分前」とか、5時を間違えて15時と言ってしまったりなど、時刻の表現は難しいと感じ、これは慣れが必要だな、と思った。

 そういうわけで、レッスン上で初めてネイティブと会話したわけだが、意外にも、自分の発するフランス語が通じることが分かった。
 先生の言っていることも回を重ねるうちに、慣れてきて、少しずつ聞き取れるようになった。


 そうして迎えた今日。
 2次試験の会場は、都内の某高校だった。

 受験票によれば、混雑緩和のため、早期の来場はお控えくださいと書いてあった。
 少々早く到着してしまったので、とりあえず、近くのカフェでティーを注文し、問題集を少々さらい読み。
 会場には5分前くらいに到着した。

 受付を済ませて、受験者の控え室へ。
 リュックから問題集を出し、開こうとした瞬間に、お呼びがかかってしまった。

 ここまではわりとスピーディに進んでいる。

 試験に関する注意事項を案内された後、試験の教室まで行き、さらにそこで待機。
 中ではすでに前の人が受験している様子。

 3分くらいして、前の人が出てきて、自分の番に。
 少し緊張も含みながら、恐る恐る教室へ入る。

 試験官は、日本人の女性で、私が入ってくると着席するよう促され、着席し、問題の指示を受けた。
 ここまでは普通に日本語で行われた。

 机の上に置かれていたカードを1分黙読するように指示された。
 私はレッスンで言われたように、イラストの要素をフランス語でどのように言えるか考えつつ、文章を黙読した。

 音読は、一語だけ発音がわからないものがあったが、それ以外はすらすら読めたと思う。

 その後、フランス語による5つの質問に移る。
 試験官の日本語で喋る時とフランス語で喋る時の世界観の違うことに、心の中で吹き出しそうになる。
 今まで、レッスンで対策してきた表現が出てきたので、答える時間は10秒なのだが、質問されてすぐに答えることができた。

 総合的に、文章に関する質問はちゃんと答えられたかどうかわからない。
 けれども、イラストに関する質問には、ほぼパーフェクトで答えられたように感じた。

 試験が終わり、私は、会場を後にした。

 こうして、4月からの長い仏検準2級の勉強がひとまず終わった。

 最終的に合格しているかは、来月にならないとわからない。
 だが、どんな結果になろうとも、後悔はない。

 いずれにしても、ほぼ独学でここまで来れたのは、自分でもすごい。
 今後は、やはり聞き取る力と、話す力を少しずつ身につけていきたい。

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