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場面10:松井のモノローグ(音楽劇「君の名は希望」12)

乃木坂46の「君の名は希望」を題材にした舞台脚本。「透明人間」と呼ばれている女子が、お調子者の男子との出会いを通してクラスの中で居場所を作っていく物語。

望(白川)と会ってから希(松井)の1日は目まぐるしく過ぎました。

ここから希が「透明人間」から抜け出して自分らしく生きていく物語がスタートします。そして最初に歌われる歌は?ファンも納得の一曲です

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松井、舞台中央に一人だけ残る
松井、右手にペンを持ち、ノートに日記を付ける
ペンを走らせていた手を止め、顔を上げ語り始める
あおぞらの家の子供たちの問題が解けた時の嬉しそうな顔を思い浮かべながら、何より楽しかった時間に心満たされた感覚を覚える

松井「目まぐるしく過ぎた一日。いろんなことが一度に変わった
そして自分が一人ではないと少し思えた
白川君ってどんな人なんだろう
無理やり手を引っ張られて、いろんな所に連れて行かれて
でもそれで新しい世界が拓けて
いつもそばで微笑んでいる、私にとって日向のような存在になったのかな?
けどそんな君をこれからも探してしまうだろう
道端にふと咲く花のように、心癒してくれるそんな君を」

松井、語り終わってから道端で摘んだ小さな花を手に持ち、それを目の前にかざして愛おしそうに眺める

「ハルジオンが咲く頃」のイントロの弦楽合奏が流れる
(歌:「ハルジオンが咲く頃」松井と白川たち四人、中田、子供たち三人による)

曲の間奏が流れる中

松井「この花が雨に打たれても青空を見上げるように
一度きりの人生、降り掛かる運命を自分らしく受け入れていこう」

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