アーサーをジョーカーにしないのがプロデュース。
天職副業キャリアプロデューサー。
なぜこの仕事をしているか。
自分の意識の中では気づくとしていた、と言うのが本音のところですが、色々と理由があるのだ、ということがやっているうちに徐々にわかってきます。
端的にいうのならば「いい人がジョーカーにまでならなくていいように」というものがあります。
自分のところに相談に来るご縁のある方は基本的にいいひとで知的で自分らしく生きてきたはずなのに、むしろそのせいで世間的には不遇だった、ちょうど去年のヒット映画「ジョーカー」の主人公アーサーのような要素をどこかしら持っています。
「どんなときも笑顔で」
これは劇中でアーサーが母親から受け継いだ言葉ですが、皮肉なことに病気の発作もあって「どんなときも笑顔で」生きれば生きるほど、客観的には彼は不幸せになっていきます。
これはなんとなく自分達にも言えて「好きなことをやっていればいつかうまくいく」という言葉をどこか信じすぎてうまくいかなくなる。
それを受けてた巷にあるのは「単なるいい人で終わらないように」みたいな処世術。
自分はというとこの「単なるいい人で終わらないように」を主に教えているようにも思います。
一方で誤解されがちなのが目的でして、「いい人がいい人をこじらせて知らない間にジョーカーにならざるを得ない状況にまで行かせない」ということにあります。
こうなる前に「もうちょっとなんとか」ならなかったのか?
そのもうちょっとなんとか、をプロデュースという形で支援していることになります。
ジョーカーにならざるを得ない状況、といっても映画のジョーカーと全く類似というわけではなく、日本だとまったりとゆっくりとその状況が進行していきます。
特に自分と同じ40代。色々なことに違和感があったり、欲しいものがあったりしても「欲しがりません勝つまでは」を無意識に発動させてしまう。
それでいて同じような状況の人がチャレンジしていると、チャレンジして来なかった分「様子見」とか「お手並み拝見」を無意識にしてしまう。
「もうちょっとなんとか」というのはこういった臆病風をふかさないことだったりもします。
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