人工甘味料アセスルファムKについて

先日人工甘味料の批判で、

「アセスルファムKを3%含むエサを2年間、犬に食べさせたある実験では、リンパ球が減少、肝臓障害の際に増えるGPTが増加したという結果も出ているそうです。また、原料表示の添加物の微粒酸化ケイ素とは、いわば石英や水晶をすりつぶしたもの。なぜ、このようなものを添加するのか、理解に苦しみます」
(渡辺 雄二『食品に隠された「衝撃の事実」。マーガリン、ガムシロップ、チューブわさびも・・・』)

といった文章を見かけました。

ふ〜ん。

実際の私たちの普段の生活で、アセスルファムKを3%含む食事を2年間続けることがあり得るでしょうか?

例えば、コーラゼロに含まれるアセスルファムKの量は、56 mg/100 ml (0.056%)です。
すべての食事をコーラゼロにしても、アセスルファムKが原因で身体を壊すことはないでしょう。

アセスルファムKの毒性よりも栄養バランスを気にして下さい。

こういった文章を見かけたときには、「普段摂取している量よりもはるかに多い量を2年間摂取しても死なないんですね。さすがに2桁も少ない量をたまに摂取するくらいでは健康に害はないでしょう」と考えるのが、科学的に正しい理解というものでしょう。

コーラゼロに含まれるアセスルファムKについては、結局コーラに含まれる砂糖の量(9 g/100 mL)とどちらを選択するかの問題です。
500 mL缶で280 mgのアセスルファムKと45 gの砂糖のどちらを摂取したいですか?どちらが健康に害があると思いますか?という話です。

個人的には、コーラゼロの方が身体にとってはマシな気もしますけれど、コーラの方が美味しいかな?とも思います。あくまで個人の嗜好の問題でしょう。

そもそも身体に気を使うならコーラなんかを飲まずに水を飲みましょう。

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