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甘粛省②莫高窟のチケットを取るために

敦煌莫高窟参观预约售票中心(チケット予約センター)を目指すが、、、

無事ホテルのチェックインを済ませ荷物を置き、すぐに莫高窟のチケット予約センターを目指すことにした。ネットでも予約できるのだが、身份证と呼ばれる日本でいうマイナンバーカードがないと予約ができないため、外国人である私は直接カウンターへ行かなければならないのである。

散歩がてら、市内を散策しながらチケット予約センターを目指すことにした。ホテルから徒歩で1.5kmほどだったと記憶している。

ちなみに場所はここ↓

ホテルを出たのは6時過ぎくらい。敦煌は中国の西北に位置するため、緯度は北海道とあまり変わらない。外はまだ陽が落ちず、空は青いままだった。日差しも強く、夕方だというのにサングラスがないと前を見て歩けないほどである。フライトで疲れている体を押しながら、予約センターへ向かった。

長い一直線の道路をひたすら真っ直ぐ歩くと難なく発見。

ところが、である。なんと閉まっているではないか。「地球の歩き方」でも「百度地図」(中国版グーグルマップ)でも調べたのに。入口の張り紙には6時まで、のような紙が貼ってあった。ここまできたのに。

夏休みシーズンで国内の旅行者も増えてきており、1日の参観人数も制限されている。微信(中国版ライン)のミニプログラムで何度もチケットを予約できないか試すも、やはり身分証の番号を入力するページで跳ね返されてしまう。

観光案内所でも・・・

仕方なく戻ることにした。取り越し苦労とはこのことである。
そういえば、向かう途中に観光案内所のようなところがあったのを思い出し、そこに行って聞いてみることにした。

入ると、若い女性スタッフが中年のおじさんと何か揉めている。次第にエスカレートし、若い小姐に向かって怒鳴り散らす中年おじさん。
負けじと言い返す小姐。もちろん中国語である。呆気に取られているうちに中年おじさんが出て行き、その女性スタッフと話をすることができた。

「莫高窟のチケットを買いたい。予約センターはもう閉まっていた。ここでは買えないのか」

拙い中国語でなんとか意思疎通を試みる。スタッフの反応はこんな感じだった。

「あそこの予約センターで買えるわよ。え?もう閉まってたの?おかしいわね。じゃあ明日の朝行くしかないね。9時から開いてるよ。」

さらに他のお客さんが、

「8時半には行ったほうがいいよ」

と後押し。ちなみに、見ず知らずの人が親切心(?)で会話に入ってくるのは中国あるある。
と、いうわけで明日の朝イチでチケットを買いに行くハメになった。

夜市で夕食

夜市で向かう途中のローカル市場。この雰囲気たまらない。

気を取り直して、散策しながらホテルへ戻ることにした。百度で検索した時に、夜市があったことを思い出し、夕食がてらそこを目指すことにした。夜市は、思ったよりも整備されている印象。大きな門をくぐると開けたところがあり、その広場を囲うようにさまざまなローカル飲食店がある。

中国の西、内陸の食べ物といえば羊の肉である。日本では北海道のジンギスカンのイメージであるが、中国では割と都市部でも普通に料理店がある。

早朝出発でフライトの疲れもあったので、ガッツリなお肉には食指がのびない。とりあえず広場を一周してみることにした。
すると、ワンタンスープのお店があったのでそこに入ることにする。

中国語では馄饨。1杯10元!

疲れている体には、ワンタンとスープが体にしみる。おわんいっぱいのワンタンスープを食べて、ホテルへ戻ることにした。

その後の記憶はあまりない。写真も撮っていない。最後に残っているのは、食べた後のレストラン街の写真。

8時前だというのにまだ青空が写っている。コロナ禍とは思えない賑わいであるが、外に出ているテーブルの着席率は低い。まだ夜はこれからだからか。

次回に続きます。

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