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井上 和幸 著「人物鑑定法 ―あの人も、丸見えになる」 2010年10月15日

 おはようございます。自称「興味は尽きない女」神垣です。

 気になるあの人のことが

 丸見えになるんです・・・

 今日、紹介する本は
 「人物鑑定法」

 著者の井上和幸氏は、
 これまで5000人を超える経営者と企業との縁を取り持ってきた
 というヘッドハンター。

 そんなヘッドハンティングのプロによる
 「付き合うべき人間とそうでない人間を、正しく見極める力」
 を知りたくて、購入した1冊です。

 「あと数cm足りない」ゴミの捨て方で鈍感さがバレる
 「ざっくりで」が出たら主導権を奪え
 「正しいことを大量に」おこなう人の未来は明るい

 など、見出しだけでも興味深く、
 読み進めるうちに付箋を貼りまくっていました。

 なるほどな~と思ったのが
 「相手の目を見る」=「相手に目を見せる」
 という見出しのページ。

 誰も信じてくれませんが、
 私は根が人見知りなので、人の目を見て話すのが実は苦手。

 仕事と思えば、不思議とモードが切り替わるのですが
 そうでない場合は、目が合っても、ついそらしてしまう…
 そういうことが未だにあります。

 でも、それじゃダメなんですねぇ。

 「『相手の目を見る』ということは、
  『相手に自分の目を見せる』ということでもあります。
  それは、ほかならぬ自分という人間を相手に知ってもらうためです」

 この一文を読んで、深く納得。
 アイコンタクトというのは、コミュニケーションの始まりで、
 相手を見ると同時に「相手に自分を見せる」ことでもあるのだと、
 気づかされました。恥ずかしがっている場合じゃないんだと・・・。 

 もう一つ、興味深かったのが「風見鶏」タイプの人間の見分け方。

 これは身近にサンプルがあったので、
 「分かる、分かる~っ!」とうなづきながら読み
 対処の仕方を学びました。

 人のどこを見るか、について、とても勉強になる本書。
 でも、読みながら、自分もこうして人に見られているのだ、
 と気づき、ちょっと怖くなります。
 だから、ゴミの捨て方ひとつも気が抜けません。

 「人を見る目」が養えるだけでなく、
 「人に見られる」自分を意識できるようになる点で
 お勧めしたい1冊です。


 井上 和幸 著「人物鑑定法 ―あの人も、丸見えになる」

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著者の井上さん、私と同い年……
私には人を見る目がまだ足りないなぁ。

(VOL.1368 2010年10月15日配信 メールマガジン あとがきより)

#金曜あとがき

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