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#138 親子ワーケーション:不登校の子を持つサイボウズ同僚の話で僕の心は動いた

竹内義晴です。この番組は組織作りやコミュニケーション、キャリアデザインなどの人材育成、複業やテレワーク、多拠点ワークといった「これからの働き方」についてゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。


親子ワーケーションについてお話ししています

昨日はですね、学校に行きにくい(不登校)のお子さんの親子ワーケーションができないかというお話をしました。

親子ワーケーションを2022年3月から取り組み始めて、実際に親御さんとか子どもたちの声、そして実際のその振る舞いを見ていると、いいものだなと思ったんですよね。親御さんたちからもリフレッシュしながら仕事ができるとかね。

また、子どもたちの振る舞いを親御さんから見て、「普段はYouTubeとかゲームとかやっているのに、親子ワーケーションでは思う存分自然の中で遊んでいた」とか、「友達と交流していた」っていうコメントを拝見して、「結構いい内容にできたな」と思っていたんです。

親子ワーケーションの課題

一方で、この親子ワーケーションの課題は「長期休みにしか実現できない」という課題がありました。せっかくだったら、「平日も、何らかの形でできないかな?」って思ったんです。

ただ平日は、子どもたちは学校がありますから、現実的には難しい。

というわけで、いろいろ試案していたんですよね。2022年3月、1回目の親子ワーケーションが終わってから。もう1回やるにしても、別の形も探ってみたいみたいな形で。

いろいろ考え始めたとき、「もしも、学校の制約を受けない子どもたち」を想像したときに、1つは保育園のお子さん。いま、全国でそういった取り組みがありますし。

もう1つは、学校に行きにくいお子さん、つまり、不登校のお子さんが、もしも、親子ワーケーションみたいなことができたらどうなるのかな? って思ったんです。

サイボウズ2人の同僚の話を知って、僕の心は動いた

ちょうどその頃、このようなことに関心を持っていたからか、このような情報が目に届くようになってきたんですよね。

その中でも「大きかったな」「僕に影響を与えたな」と思うのが、サイボウズの同僚、2つのケースですね。

2つのケースについて、直接的に、僕がそこに言葉を加えて解説したり、解釈を入れたりするのは、ちょっと避けたいなって思ったんです。ぜひ、記事をお読みいただき、感じてほしいと思います。

1つは、お子さんが「学校に行きたくないと言うようになった」というお話です。

この話の中で、僕がもっとも「これは、しんどいことだな」って思ったことについて、記事に書いてあることをそのまま読み上げます。ここには、親御さんのしんどさが書かれているんですけども……

なかなか周りに相談もできないので、妻もぼくも疲れが溜まってしまい、息子としてもそんな親を見ながらがんばっていたんだろうなと思う。

出典:「パパがずっと家にいてうれしい」。息子の不登校に家族全員で向き合えたのは、きっとテレワークだったから | サイボウズ式

もう1つ、僕の心にすごく響いたのは、次の一言です。

外で誰かに会うと、何かを言われる可能性もあるので、外出もしづらい状況だった。

出典:「パパがずっと家にいてうれしい」。息子の不登校に家族全員で向き合えたのは、きっとテレワークだったから | サイボウズ式

この一文を見て、僕の心にはすごく刺さったんですよね。「そうか、遊びにも行けないのか」と。というか、選択肢が「家にいるしかない」っていう状況を僕は想像しました。その時に「なんか、できないかな」って思ったんです。

不登校の子を持つ親の気持ち

もう1つの事例が、サイボウズの「ソーシャルデザインラボ」というチームの記事に、「不登校の子を持つサイボウズ社員に話を聞いてみた」っていう連載が掲載されているんですね。

ここにの事例もですね、僕には相当刺さりました。

ここでも、僕の解釈はできるだけ挟まないように、心に刺さった一文をそのまま読んでみたいなと思います。まず、「不登校の子を持つサイボウズ社員に話を聞いてみた①」から。

お友達に会えるところがすごく好きな子だったから、“学校に行きたくなくて泣く”っていうのが衝撃的で『結構しんどそうだなぁ』くらいにしか思っていませんでした。」
大粒の涙を流す姿に胸が締め付けられるような思いだった。

出典:不登校の子を持つサイボウズ社員に話を聞いてみた① | 【公式】サイボウズソーシャルデザインラボ

これは、学校に行けなくなった初期の頃ですよね。

あとは、「不登校の子を持つサイボウズ社員に話を聞いてみた②」から。

泣かせてまで学校に連れていく行為が私自身、精神的にしんどかった

出典:不登校の子を持つサイボウズ社員に話を聞いてみた② | 【公式】サイボウズソーシャルデザインラボ

この4つの記事、あまり、僕の解釈を入れたくないので、ぜひ読んで、感じてほしいなと思います。

このような状況を知ったとき「取り組みたい」と思ったこと

こういった、僕らが知らない状況を知った時に、「僕らには、多分、何もできることはない」と思いました。直接的に、親御さんに対して「その場合は、こうですよ」ということを言う立場ではありません。子どもたちにだってそうです。「その場合は、こういうふうにすべきだよ」みたいに言う立場でもありません。

だけど、この事例のお2人はテレワークをしていらっしゃるんですよね。だから、もしも……ですが、「もしも、テレワークしているんだったら、こういった課題感をお持ちの当事者同士が、それぞれの悩みとか、それぞれの課題感とか、普段はなかなか言えないけれど、胸の内に秘めていることを当事者同士だったら話せるんじゃないかな」とか。

あるいは、子どもたちは最初にご紹介した、

外で誰かに会うと、何かを言われる可能性もあるので、外出もしづらい状況だった。

出典:「パパがずっと家にいてうれしい」。息子の不登校に家族全員で向き合えたのは、きっとテレワークだったから | サイボウズ式

という記事を見た時に、「もう、ただただ遊んでほしいな」って思ったんですよね。「遊べる環境だったら、作れるかもな」って。

このようなことがきっかけで「何か、学校に行きにくい、行きづらいお子さんを招いた親子ワーケーションができないかな」って思い始めた……ということなんです。

それで、「これを、何とか実現できないものかな?」と思って、それこそ、いわゆる小児科の先生とか、フリースクールを運営されている方とか、実際に、学校に行きにくいお子さんをお持ちの親御さんの声を聞いたりとか、いろんな話を聞いたんです。「何か、実現できる方法はないかな」と思って。

ただ、現時点では「いくつかの課題感」があるっていうことなんですね。

この、いくつかの課題感については、明日お話ししたいと思いますが、ぜひ、明日の話もお読みになってください。「何らかの形でできたらいいな」と僕は思っているので。

ではまた、明日お話したいと思います。今日はこれで終わります。バイバ~イ!

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