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”習慣化と習慣離脱”、貴方はどちらが得意?

小さな習慣、壁マネジメント、リーダーシップ論など、人間の行動が固定化しがちな習慣によって制御されていることは経営学、行動経済学、脳科学、心理学、社会学などで明らかになってきた。

この世界の大部分のヒトは習慣で動いている。セルフコントロールで習慣を打破して新しい自分を獲得してゆける人はかなりの少数派だ。とは言え、自分の行動を変えるスキルを持つ人は強い。それがあるとないとでは、経験の密度もスキルの幅も格段に差が開くからだ。

”0⇒1”は大得意。

僕自身は比較的行動を変えることに抵抗がないタイプだと思っている。
もちろん悪しき習慣はたくさん抱えてしまっているが、今までやらなかったことに手を付けて新たな習慣化するのは割と抵抗がない。
それって何故だろうか?とちょっと考えてみると、いくつか、自分に特徴的な要素に思い当たった。以下のようなものだ。

●イメージ重視で生きている。なんとなくこうなる気がする…が信じられる。
●モノゴトの置き換え(別の経験の応用)が得意である。
●最初の恐怖心がむしろ快感になったり、自分を燃やす要素になったりする。
●一晩寝ると感情や情動は忘れる・立ち直りが早い
●基本は性善説である。
●そもそも変わった奴だと人から見られてる・そう仕向けてしまったので、何をやってもびっくりされない。
●できない・ムリ…という概念が自分の中にあまりない。
●障害や難題があってもそのプロセスを思いっきり楽しんでしまう。

という感じかな。でもこれは0から1を生み出す起業家としてはアドバンテージかもしれないが、反対にマネージャーとしては最悪だったりする。

マネジメントは大の苦手

どういうことかと言うと…自分が変化するのが得意だからこそ、
人を変化方向に導く(壁マネジメント)のは非常に苦手なのだ。
壁マネジメントは同じことをずっと言い続けてテコでも動かない…しつこさが要求され、変化が得意=飽きっぽい性格の自分と真逆の特性を要求されるからだ。

人を動かすにはしつこくしつこく同じことを言い続けて、ズレた行動や本質から遠い行動をした部下やパートナーにはそのズレを辛抱強く指摘して、改善を要求することが必要。なのだが、それが僕には全くできない。
なぜそれができないのかもある程度自己分析できてる。
実を言うと僕は人に対して、
『自分の指示した通りの行動をしてもらうこと』をあまり望んでないのだ。僕の意図する本質的な意図・ゴールは汲んでもらいたいけど、
やり方とかプロセスは言った通りじゃなくて良い!と思ってる。
むしろ僕の考えを超えた、オリジナルで画期的な方法を編み出して欲しいわけだ。

過剰要求?過剰期待?

でも、『定型化されたやり方を確立してその通りにやる』のが仕事だったらこれからの時代、人間じゃなくてAIでいいじゃないか?
①「ゴールを共有化しつつも、
➁自分が想定したやり方と別の手法や道筋で、
③想定外の結果を生み出す。

そんなことができる人間を育てたい。でもこれは、もちょっと自分がクレバーにならないとできないで、部下はそこまで行きつかないで辞めてしまう。今そのギャップについて、悪戦苦闘品ながら修練中です(苦笑)。