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チームづくりへの道

チームを離れる私から仲間に、最後の言葉をかけるとしたら何がいいだろう?節目の卒業シーズン、最後の仕事、最後の打ち合わせ、大切な人にメッセージを贈ろう。

ひとつは、SCJは指導者育成の団体、それなら自分たちひとりひとりが、良き指導者になるべし。どんどん現場にでて、よいチームづくりをして、自分の哲学やメソッドを、自分の言葉で語らないと。だから、私は現場にでる。マネジメントやリーダー経験、事業立ち上げは、絶対将来糧になる。その経験を持って、助けられるチームや組織があるはず。その時は喜んで、すべてを捧げよう。

ふたつめは、SCJの危機。どんなリーダーについていきたいか?リーダーは、厳しいフィードバックを受けとめ、そこから学び成長する姿勢が必要。自分にベクトルを向けるのではなく、仲間を信じて、スポットライトを当てる。彼らがどうしたら輝けるか?

散々1on1で、言いにくいことを言ってきたし、突き放したり、頼って甘えたり、あの手この手を使ってきたけど、最後の最後まで攻めのフィードバック。まぁ、私らしいか。

でも、大丈夫、みんな頑張ってるから。時間はかかっても、きっとよい方向に向かえると信じてる。仲間を信頼してるからこそ、距離を置くことも大切かもしれない。

すると、光が見えた。

全国一斉臨時休校要請を受けて、自分たちに何かできないか?主体的な行動が生まれ、みんな一つの目標に向かって、ひとつになった瞬間だった。その表情はいつになく楽しそうで、自分らしく輝いていた。

スポーツコーチングJapan「コーチングについて、今一度考えてみよう」

「主体的なアクションから、1つのプロジェクトをやり遂げて、終わった後、みんなが笑顔でやり切ったって思えたことが本当に良かったと思います!・・・僕自身、この2週間でみんなの主体的なアクション、熱量にとても刺激を受けたし、自分を見つめ直させてもらいました。負けずに頑張りたいと思います!」
もう「認められること」を求めないこと。自分でやる事に固執しなくても、とんでもないメンバーがSCJには揃っていて。このメンバーがベストパフォーマンスすれば良い。そうすれば、SCJはもっと良い組織になる。

これまで私がやってきたこと、伝えたかったこと、すべてを仲間たちが代弁してくれる。あー、ちゃんと届いた。嬉しくて、グッときた。もう、大丈夫。安心して、任せよう。そして、いつの日かまたともに戦おう。

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