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即興文

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なるべく面白くなるように即興で書いた文
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即興文a

くぁ~

兄がくれたペンダントを開くといつも鳴る音。
たちまち腐ったアボカドの匂いが充満する。
僕はふと思う。このペンダントを金閣寺のてっぺんにかけといて、夜中、猿とかの野性動物が開いてくれたら、朝が騒がしくなるな、と。

と同時に、肌がピイリピイリしだす。匂いで肌がピーリングされた。古い皮膚は剥がれ落ち、出てきたのはでこぼこの肌。色は、悪そうな緑。

ああ、僕もアボカドになってしまうのかなあ。ア

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