暗証番号の恩返し

ある村に、暗証番号を絶対に忘れないおじいさんがいた。入力を一度も間違われなかった暗証番号は感謝の想いを胸にその姿のまま恩返しをしに来た。おじいさんは村のみんなに暗証番号がバレた。おじいさんは言う。「すまない、暗証番号を変えなければならないんだ」「いいえ、悪いのは私です。ただ、できることなら、生まれ変わってもまたあなたの暗証番号になりたいです」「その時はまたこの村を訪ねてきてくれ、今度は情報保護シールをまとって…」

小さい頃からお金をもらうことが好きでした