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「大丈夫なんだよ」自閉症・ADHDの次女の言葉に救われた話


閲覧ありがとうございます。
5児の母 shiiimoです。

今朝は残り少ない慣らし保育期間。
娘たちの小学校も順調だし、
優雅に今度こそモーニング決めちゃうんだから……!
とかたいケツイでshiiimoはみたされていた。

「学校。今日も行かないとだめなの?」

と、そこへ長女のひとこと。

う〜〜〜〜ん。。。
まだダメか。。。。
正直、そう思ってしまった。

長女の不登校気味は続いていた

いつもみんなの少し先を進む長女
ホントは手を繋ぎたいの知ってるんだよ


長女は小学校3年生。
2年生の後期から、学校に行けなくなった。

後半には少しずつ行き始めたものの、
1時間や2時間で早退。
毎日毎日、小学校に1日2回行き来を繰り返してきた。
(次女もお迎えが必要。というか親が心配なので1人帰りはしてない)

そこに保育園の送り迎えも入るので、
育休中の私は常に移動ばかりしていた。
(重い重い三男を抱えて。。。)

元気ならばなんでもいい。
勉強もいずれ追いつく。
大切なのは家で笑っていられること。

わかってはいるし、
昨年からずっと、それを実行して寄り添ってきたつもりだ。

でもそれでも

限られた自分の時間を削られている感覚に陥ってしまい、イラつきを隠せなかった。

いろいろ偉そうに子どものことを書いているが、
結局は私も子どもなのだと思う。

いや、母になるまでこんな私のことを知らなかった。
自分がこんなにも「自分の時間」を侵されることをストレスに感じるなんて。

保育園の3人の支度もあり、
バタバタしつつイライラしつつ……
の私をみかねて、夫が
「どうして今日はムリって思うの?」
と長女を膝に乗せながら話を聞く。

こういうとき、
長女はなにもいわない。
ただしくしく泣いている。

正直、そこに困っている。
仲のいい子と同じクラスになり
先生も優しそうな女性の人だと安心していた矢先。
これまでの不登校の理由も友人関係学校関係ではないので、親としてはこれ以上の手のつくしようがない状態。

ひとまず、時間もなくなってしまうので
長女はお休みとなった。

「長女ちゃんは、行かないの?」
こういうとき、合間に話に割って入らずに
静かに事が落ち着くのを待っている次女が言う。

「行かないみたい。時間もないしパパと急いで行っておいで」

わかった。と次女はいそいそと支度する。
学校大好き、な次女は、
ここでつられて「休みたい」と言い出さない。

「今日はひとりで歩いてみるから、パパは後ろから見ててね」

むしろ、ひとりで歩いてみる練習になると思ったらしく、そんなことを言いながら元気に玄関に向かっていった。

我が家の妖精さん

7歳の七五三をむかえた次女

次女のこういった、よくも悪くも
他人を気にしないところに、
長女も私も救われている。

一旦キレてしまうと
話を受け入れるのに時間がかかることはあるが
基本的にはおだやかでもある。

いつもニコニコしていて、
彼女がぱっと笑うと花が咲くような感覚がある。
妖精さんである。

彼女のADHDの特徴として「注意欠陥」があるので、興味の薄い話をじっと聞いてはいられない。
話をあまり聞いておらず、たびたび長女に怒られている。が、それでキレ返して長い喧嘩になることもない。

「ママ。明日も学校に行くの?」

夜になると、長女がひそひそと声をかけてくる。

「学校はあるよ」

必要以上のことを言い出すと、
余計なことを付け加えてしまい不安に
させてしまってばかりなので
ここでは事実のみを伝える。

そこから本人がどうしたいか、の返答を待つ。

大抵はそこから、考え込みなにも言えない長女との長い時間が流れる。

いくらでも一緒にいてあげたい。
でももうすぐ職場への復帰。
ずっと側にいることもできない。
安心させる言葉を伝えたいけれど、それを実行できる補償もないのでは大人の口からは言えないこともあったり。。

お互いに長い葛藤をしているところで
いつもソファで長女にくっついている次女が言う。

「長女ちゃん、大丈夫なんだよ。行ってもいいし、行かなくってもいいよ。どっちでも、いいんだよ」

いつものようにソファでごろごろ、長女に足を絡ませながら、なんてことないように次女は笑い飛ばしてくれる。

どうしてだろう、彼女がそう言ってくれると
実際にはなにも解決もしていないのに(笑)

そうだね、大丈夫。きっとうまくいくよ。

そんな気にさせてくれる。

「うん。そっかな」

少しほっとした様子の長女を見て、
ひとまず私もできることを考えよう。
そんな先のことを見据えたりする。

いつもいっしょのふたり


職場復帰はこれから。
この先のことを考えると、
我が家はどうなっていくのかなと不安もよぎる。


「ぼくは今日、一番かけっこで速かったんだよ!」
「今日は○○ちゃんが先生に怒ってたよ。ぼくは、べつにいいんじゃない怒らなくてもこうしたらって、言ったんだよ」

そんなとき、いまや家族の中で一番自分を愛して、『自分』を持っている次女の話に救われる。

***

『お母さま。よく気づいて、決断されましたね』

療育に行き診断を受けることを決めた際の、心理士の方の言葉を思い出す。

次女と向き合う際の難しさに名前がついてから、
これからどうしていけばいいか、道が開けた気がした。
そしてそこから、次女はどんどん自信をつけていった。
やるべきことが見えたようだった。

職場復帰してから、
「やっぱり仕事が始まると、思っていた以上に大変だな」を過去に3回繰り返しているのでわかる。
やはり、この先想像以上に大変だろうとは思う。

でも、小学校2年生のお姉さんになり
ますます輝く次女の笑顔に支えられながら。
なんとか頑張りたいとケツイをもう一度みたすshiiimoであった。


本日もみなさんお疲れ様です。
貴重な時間をいただいての閲覧、ありがとうございました。

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