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高齢運転者標識の話。

実際の会話に脚色しています。

左が初代の高齢運転者標識で『もみじマーク』と名づけられていたものだが、「高齢者を“枯れ葉”や“落ち葉”扱いをするな」と批判を浴びて、

右の『四つ葉マーク』に変更になった。

私の母なんかは、己の運転技術を自覚していて、周りのドライバーに危険を知らせるために、
「もみじマークを使いたかったが、どこにも売られていない。」
と嘆いていた。

母曰く、
「四つ葉マークよりもみじマークのほうが、周りのドライバーが危機感を持ってくれると思うし、パッと見、なんのことかすぐ判断ができるだろう。」
と。

確かに、瞬時に判断しなければならない運転には、誰しもわかりやすいマークが必要だと思うし、当人がもみじマークを使いたいと思っているなら、現在も販売をしてほしいと思う。何でもかんでも差別で片づけて、ことなかれ主義で皆一斉に販売中止とはいかがなものかと思う。

ところで、私は車の助手席に乗っていると、運転者から、
「あの高齢者マークって、正式にはなんて呼ぶの?」
と聞かれることがある。

そんなとき私は、
「『人生色々マーク』だよ。」
と答えている。

私も実は、今回この記事を書くまで『四つ葉マーク』と名づけられているとは知らなかったのだ。

でも、幸せを呼ぶ四つ葉よりも、70歳以上の人生の先人に敬意をあらわして、これからも『人生色々マーク』と呼びたいと思っている。

(注)もみじマークをお持ちであれば、もみじマークを使うことは、現在でも可能です。

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