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水を買ったらクレカ2回切られていた…ので、返金の話をしに行った【スペイン語】

暑い。
メキシコの暑いピークは4月だから、終わったんじゃなかったのか。
6月のほうが暑い。

喉が乾いたので、話題のph9のちょっといいアルカリ水を買う。

クレカで支払いをしようとすると、1回目はうまく行かなかったみたい。
「チップのとこよく拭いて、もう一回さして」と店員さんが言ったので、私は服の裾でカードをゴシゴシして、もう一度さす。

2回目はうまく行って、レシートももらって、無事に買えた。
アルカリ水は、高い割に、普通に硬水という感じだった。

家に戻り、カード明細を見てみると、
なんと、さっきのお水代、きちんと2回引かれていた。

次の日、もう一度そのお店に行って確認することとした。

今回は、私のカタコトなスペイン語でのコミュニケーションの様子と、その気づきを皆さんに共有する。



そして次の日、昨日水を買った店に行った。
メキシコイケメンおじさんに、私はほぼ単語のスペイン語で
「昨日、水買って、カードで払った。」
「2回払ってある。水は1本買った。」
「問題がある。どうしたらいい?」
といって、スマホでカード明細を見せると、理解したようだった。

長々と、ゆっくりめなスペイン語で、説明してくれた。
しかし私は、銀行、お金、おそらく、くらいの単語しか聞き取れず…。
結論わかったのは、「15日後くらいにカード会社から多く払った1本分の学が返金されると思うよ」とのことだった。たぶん。

私がこんなカタコトなスペイン語で話したのに、おじさんはそれをわかってくれた。そして、とてもわかりやすく、私のスペイン語レベルを考えて話してくれたんだと思う。

本当の配慮ってこういうことだと思うんだ。

日本にいたとき、私の勤務先で英語が話せない外国人さんを相手にすることも多かった(スペイン語とかポルトガル語が多かった。今、スペイン語を話せるようになりたいという意欲の1つに影響しているかもしれない)。私は、相手が大人ではあっても、子どもでも分かる日本語を用いながら、ゆっくり話すことを心がけていた。
今回、おじさんが私にわかりやすく話してくれたことを通して、私の対応は間違っていなかったのかもしれないと改めて思った。

想像でしかないが、無駄にキチッと対応をしなければならない状況にある人(ホテルマンとかブランド品の店員さんとか)は、くだけた日本語はサービスの質にも関わるから使わないイメージがある。
例えば今回の返金の件に関し、マニュアル通りに答えるならば
「銀行より、後日返金手続きがなれるかと思いますので、15日後ほどしましたらカード明細をご確認いただきたく存じます。」
みたいなかしこまった日本語になるのではなかろうか。
対して、もし易しい日本語ならば、
「15日くらい後に、お金(が)もどるから、カードのアプリ(を)見てみて。」
と言うかもしれない。そして、15は手でジェスチャーして示したり、文節で区切る。言葉だけでなく、視覚的にもわかりやすく配慮。

人を相手にする職業にとって、ホスピタリティ、また接客の質の良さは重要なことである。しかし、今回の体験から、マニュアル通りの話し方、伝え方だけが正解ではないのかもしれないと考えさせられた。

私は、人に応じて一番理解しやすい伝え方をするのが、みんながハッピーになるうえで重要なのではないかと考えている。

お水の返金について、スペイン語で話した経験からの気づき。


230606




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