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ぼくがこれから何食のごはんを食べられるのかというはなし

ぼくは仕事終わりの夜のコンビニで、少しもまずくはないのだけれど、少しもテンションのあがらない菓子パンを買おうとしていました。

ただ単に明日の朝ごはんがないよ、と妻に言われて、特に何の疑問もなく、極めて一般的な食事を買おうとしていることに、なんとなく違和感を感じて、こんなことを思いました。

「1日3食」 というのは、忙しい日だったりすると実現できないですし、そもそも3食食べないといけないとは全く思わないのですが、仮に多めにみて1日に3食。

365日食べるのは断食とかせず、普通の生活をしているとできそうなので、妥当な数字として、365日。

日本人男性平均寿命は81.09歳ほどで、やや寿命が延びているようですが、計算がややこしいので仮に80歳までの寿命として計算。
※赤ちゃんの頃や、離乳食の期間のカウントもあるので、81.09歳としても食べている期間は80年よりも少なそう。

そうすると、3食/日×365日×80年 = 87,600食。
これがひとりの人の一生涯に食べることのできる大まかな数字。

数字はすごい。こうやって計算すると、はじめて有限性を自覚できる。
・・・ぼくがいま32歳。なのでざっくり31年まるまる食の機会を経過していたとして約34,000食今まで食べてきたんですね。

今までの34,000食の自分の中のナンバーワンの食はなんだろう。
そう思って妄想していたら、実家の父が作る麻婆豆腐だなって思いました。
豪華で美味しい料理も色々食べさせてもらってきたはずだけど、親父の麻婆豆腐は一番だなあ。

残りはあと50,000食。カウントダウンはネガティブだから言い方を変えると、まだあと50,000食食べることができるのかあ。
健康で長生きしてたくさん食べたいな。

あとは、惰性でパンを選んだり、忙しいからといって喜べないおむすびを食べたりするのはやめたい。そういう態度は、パンやおむすびに申し訳ない。

なんならいっそ、パンやおむすびを褒めながら食べられるように選んでいきたい。「ほんとに美味いパンだな君は!」とか「イーストが効いてて最高に香ばしいパンですね!」なんて。

もっともっと美味しいものと出会って、有限の50,000食の機会に感謝しながら、同じように、ぼくたちのお客さんであるみんなにも、そう思っていただけるおだしをこれからも作っていきたいと、そう思いました。

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