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生活に必要な負債と、人生に必要な投資〜庵治町の海を見て思うこと〜

―「何の話やねん」と思うかもしれませんが、後半タイトルと繋がってきますので、ご興味があれば最後までお読みください(笑)。

先日、友人と高松の庵治町に行きました。

庵治町は瀬戸内海に飛び出す半島。縁をグルッと回れば、ロードサイドには常に蒼い海が視界に入ります。

こんな海が見えました。ああ、美しい。

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※庵治町は劇場版『世界の中心で愛を叫ぶ』のロケ地になった場所。撮影当時、たぶん市内の学生はみんな「長澤まさみが高松に来とる!」と騒然としていたはずです。

庵治町には子どもの頃、祖父母の用について、よく来ていました。高松市街は自分がいなかった十数年でずいぶん変わりましたが、この辺りは時が止まったよう。ほぼ手付かず。

僕は昨年2020年の年末、東京から13年ぶりに高松へUターンしてきました。

東京での移動手段はもっぱら電車。高松に帰ってきてからも、車は持っていませんが、実家はJRと私鉄2つの駅の近くにあり、生活には困っていませんでした。

でも…車でしか行けない庵治町にはずっと行きたかったんすよね。自分の原点といえる場所の1つだから。

高松から見える瀬戸内海は自分にとって大事な原風景ですが、思い入れのあるポイントがいくつかあります。JR高松駅付近から、埠頭の工場街から、源平合戦で知られる屋島の山頂から、そしてここ庵治町から。

でも、車がないので、庵治町ばかりは来ることができませんでした。

「だったら車買えばいいじゃん」とツッコミが入りそうですが、これには理由がありまして。

Uターンしてきた当初、将来手にしたい目標のために、今自分自身に投資することを固く決めました。勉強や、仕事で実践すべきことに、優先的に投資をしようと。

田舎だけど、幸い自分は車がなければ生活できないほどの場所に住んでいないから、車は後回しにしよう。

で、ここまで偉そうに書いておいてですよ。

子どもの頃に親しんだ庵治の海を見て、「今すぐ車買ってでも、また来てーー!」と思ってしまったわけです。不覚にも。

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と、一瞬心が揺れてしまいましたが(それほど強烈に原点がフラッシュバックするほどの美しさだった)、思い直しました。

「仕事でちゃんと稼げるようになって、自分で稼いだお金で車を買って、毎週庵治の海を見に来よう」と。(具体的には2022年6月までに!)

車は、いまの僕にとっては、生活に必要なものかもしれませんが、負債になってしまうものです。持っているだけでお金が取られます。

不覚にも心が揺らいでしまいましたが、反動的により強く「さっさと投資したぶんを回収しなければ!」と誓いました。心のなかで。

負債か投資か。どっちも必要になると、判断が難しいものです。

とりあえず、庵治まで連れてきてくれた友人氏に感謝です。君のおかげで、僕はまた1つ決意を強くすることができました。

でも、また行きたくなったら、しばらくは僕を車に乗せてください。


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