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眠り続けようが、なにかしようが

今日も現在が休日の二度寝の朝である。窓を開け放ちこの時期の寒さ厳しい風を浴びようかと思えば案外空気はぬるく、そのくせ再び窓と障子とカーテンを閉めきれば寒さが勝りエアコンを起動するのだからろくに頭も働かない。
MINTIA Dry Hard がたまたま机の右手にあったので4,5個摘まむが、こんなもの日々鼻炎対策に常用しているのでマスク越しに自身の瞳へとミント混じりの息を吹きかけようが、この細目の重量級のまぶたはびくともしないのである。

そんな重量級まぶた細目の鹿田です、よろしく。
どうやらこの細目は何をしようが開く気配はないので、せめて幕が閉じきらぬようデーモン・コア並みに慎重に覚醒維持を試みるが、しかしいざ閉じきったときそのまぶたが導くのは”夢の世界への突入”という超個人的なデメリットしかないのでさほど緊張は及ばない。問題はその三度寝のあとの受け入れがたい頭痛であるので、その坂東太郎如く暴れうねる脳血管の血流氾濫さえ覚悟してしまえばなんでもないのだが、ま、しかしせっかく起きたので今日もなにか一つ有意義を残すために碌でもない根拠で記事をしたためるのである。

常に怠惰で惰眠グセのある僕が、たったの5日間とはいえより怠惰に、より過飲(アルコール)に過ごしきったのでとにかく体がだるくて鹿田ない。つい先日もいつも仕事で立ち寄る建物であるのに、いつものようにその階段を1階から7階まで上り下りしただけで翌日激しい筋肉痛に襲われどう仕様もなかった。とはいえ仕事はあるので酷い筋肉痛を耐えつつそれなりに過ごせばだんだん体力は戻ってくるというもので、何気ない生活の中で僕は鍛えられていたんだなと僕はその階段途中の窓の一つもない暗がりの壁に向かって鼻をすすった。(※幸い僕の仕事の中でそこそこ激しい運動を求められるのはその階段の上り下り程度であとは事務所でのパソコンに向かって行う事務処理、それから車の運転程度であるのだが、一時はパソコンのキーを打つことですら腕撓骨筋に疲労を感じたほどであった。)

とまあやっと、やっと自身の身体が通常営業になったところでの休日であったので、それも少し意識下にあるのかもしれない。とはいえ運動といえば最低限のキーボードの打ち込みであるし、それが終われば耐えきれず古巣のぬくもりを欲して三層をなす我が寝蔵に頭から潜っていくことは目に見えているのだが。ということはいっときここでデーモン・コアを防いでも、いずれときは満ちるというラプラスの悪魔にやはり鹿田も支配されているということなのであろう。

しかし鹿田が怠惰に睡眠欲に負けて眠り惚けている間の同しようもないいびき寝言おならすら、それら全てを網羅している、網羅しなくては気が済まないのであろうラプラスの悲しき性をふと考えると、同情して愛しささえ感じてしまうのだ。

しかもそれは鹿田だけではない!

全人類の、いびき、寝言、おなら、ゲップ、つまらぬ戯言、ネタバレ、落ち、ミステリのどんでん返し諸々、それらの全てを!ラプラスは!

…ごめん、ラプラス。

と、ラプラスで遊んだところで面白くなってきた所で今日は終わる。
またね。(これも決まっていたことだから鹿田ない)










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