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講師のおすすめ本⑧~🌸卒業記念🌸~

こんにちは、志高塾です。

本日は、豊中校に勤務していた講師OB・Mさんのおすすめ本をお届けします。OBといっても、彼が大学を卒業し志高塾をはなれたのは、ついこの間の春のことです。

講師の紹介コメントは、前回に引き続き竹内に書いてもらいました。
いずれの文章でも、思いのこもった言葉を一つ一つ、ゆっくりとかみしめながらお楽しみ頂けたら幸いです。

竹内のコメント

今回、おすすめ本の紹介文の掲載を快諾してくれた彼も、きっとこのnoteに目を通していることでしょう。

卒業、引っ越しの準備で忙しかった中、授業以外の形でもこうやって志高塾に、そして生徒たちに、本を残してくれたことがありがたいです。

生徒に真正面からぶつかって、時には自分自身も開示して、言葉や考えを引き出していくことはとても難しかったでしょうが、同時に得難い経験をしてもらえたと思っています。
社会で過ごしていく中で、志高塾で得たものとリンクする瞬間がこれからたくさん生まれることを願っています。
 
仕事終わりのほっと一息つける週末の金曜日、ぜひじっくりと過去の記事も味わって、志高塾を思い出してくださいね。

講師OB・Mさんによるおすすめ本①~『ルーディーボール エピソードⅠ シュタードの伯爵』~

あの『ルドルフとイッパイアッテナ』シリーズの作者でもある斉藤洋の長編冒険物語です。とにかくメインのストーリーが始まるまでが長いので、肩透かしを食らったような気になりつつも、ハラハラ手に汗握る展開に興奮すること間違いなし。ちょっとした辞書よりも分厚いので、持ち運びには不便かも…。ですが、かつて無いほどの盛りだくさんの内容(陰謀、友情、努力、策略、罠、大どんでん返し…)に必ずや満足することでしょう。

ちなみに「エピソードⅠ」とありますが、いまだに続編は刊行されていません。先生の小学生の時の友人のように、出版社に催促の手紙を出すのもいいかもしれません。

講師OB・Mさんのおすすめ本②~『風立ちぬ』~

ジブリ映画の『風立ちぬ』は見たことがありますか?原作小説はアニメ版とはかなり異なります。何より、原作の超重要テーマの一つだった「飛行機」が登場しません。ですが、こちらも負けていません!緻密な心理描写、美しい自然、映像のような表現力。どれをとっても、文学者堀辰雄の真髄ここにありといった所。

高校生の人は、もし大学の第二外国語でフランス語を履修した際は、作中登場するあの名台詞を原文で是非味わってみてください。

Le vent se lève, il faut tenter de vivre.   (風立ちぬ。いざ生きめやも)

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