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イワシ缶のようなカメラ”La Sardina Camera 8Ball Edition”でフィルムカメラに親しもう

しまたかです。
ついこないだまでの酷暑がまるで嘘のような過ごしやすい気候、すっかり秋ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、Dianaシリーズにすっかり嵌ってしまい、お出かけの時はすかさず持ち歩いてバシャバシャ撮っている訳ですが、ここに来て本格的なフィルムカメラが欲しくなり、つい購入しちゃいました。
それが今回紹介する、Lomographyで発売された”La Sardina Camera 8Ball Edition”というカメラ。


これが”La Sardina Camera 8Ball Edition”

Lomography公式では、こう紹介されています。

La Sardina Cameraのデザインは Kandor Candid cameraと呼ばれる1930年代に作られたイワシ缶をモチーフに作られたカメラです。当時は127フィルムが使われていて、とても手軽に入手することができました。

”Lomography”公式ページより


確かにイワシ缶のような形のカメラだ……

確かに見た目はイワシやサンマの蒲焼きの缶詰みたいな形をしていますね。
四隅が丸まっているところが(笑)
しかし、こういう形のカメラなら女性ウケもしそうな気がしますが。
元々は127フィルムを使ったカメラだったようですが、今回発売されたのは一般に多く使われる35㎜フィルムを使用するカメラ。

使い方はとても簡単で、下記の動画の通りにフィルムを装填して、後はシャッターを押せばいいだけ。
説明書も同封されていて、日本語での説明もあります。
同じ35㎜フィルムを使うカメラでも、Diana Miniのように巻き上げがなかなかうまくいかないという心配がほとんどないのが嬉しいですね。

焦点距離は22㎜で統一されていて、自分で合わせるのはシャッタースピードのみ。
普通にシャッターを押すノーマル(N)か長時間露光でシャッターを押し続けるバルブ(B)のどちらかに合わせます。
通常の撮影ならNで大丈夫ですが、夜景など暗い場所での撮影ならBに合わせて長時間露光でシャッターを押し続ける方法になりますね。
また、三脚用の穴もあるので三脚を使って撮影も可能、Lomographyのカメラではおなじみの多重露光を使った撮影もできます。
あと、電池不要なのもうれしいですね。

そんなわけで、このカメラを持って、撮影に出かけました。


三脚にカメラを装着して、撮影準備完了。あとは撮るだけ。

格好の撮影日和に向かった先は両国橋、ここはスカイツリーが見える格好のスポットでもあります。
三脚にカメラを装填して、ライトアップされるスカイツリーを撮ってみました。
日没後の暗い時間帯なので、Bに設定して長時間露光での撮影で、撮った写真がこちら。


デジカメとは違った味わいの写り。

デジカメと違ってシャープな写真とは言えませんが、柔らかい感じの写り。
ちょうど屋形船が通りかかる場面で撮影したので、その光線が写っているのが分かります。


縦方向で撮ってみました。

カメラを縦向きにして撮ったもの。
向こうの鉄橋にはちょうど総武線の電車が通りかかっていたので、その車線が白く描かれています。
屋形船と総武線電車が一緒に通りかかったタイミングで撮ったのが上の写真です。

カメラのサイズもコンパクトで持ち運びに便利なので、街歩きの際に持ち歩きたいカメラ。
こちらは別の日に撮った写真。


東大安田講堂をパシャリ。

近くで用事があったときに本郷の東京大学に立ち寄り、安田講堂を撮影。
それにしても、いつ見ても威厳たっぷりの建物ですね。
完成したのは関東大震災後の大正14年で、当時の東京帝国大学で建築学の教授だった内田祥三が設計したもの。
東大にある歴史的な建物のほとんどがこの内田が設計したものなので、散策がてらに巡ってみてはいかがでしょう。

そんなわけで、Dianaシリーズだけでなく、この”イワシの缶詰”で撮った写真も今後は取り上げていきたいと思っています。
ではまた。


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