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Diana+F持って、群馬に行ってきた。

こんにちは、しまたかです。
秋深まり、朝晩めっきり寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしですか。
さて、今回は久々の旅行記。
一泊二日で群馬へ行ってきました。
マイ・トイカメのDiana+Fを持って、いろいろ撮ってきましたので、一気に公開したいと思います。


東京から上野東京ラインで2時間弱、高崎に到着しました。
目的地に向かう前に、まずは高崎を代表する純喫茶で軽くお茶。

高崎で純喫茶といえば「コンパル」と言っていいほど、全国の純喫茶ファンに知られた存在。
昭和で時が止まったような空間で、ゆっくり時間が流れるかのようなまったりさです。

さて、ここからがDiana+Fで撮った写真を交えての散策記です。


高崎の中心街にあるアーケード「高崎中央銀座」

「コンパル」を出て、近くのアーケード商店街へ。
「中央銀座」を謡ってるように、ここが高崎の中心街なのですが、地方都市の悲哀なのか、人通りがほとんどいません。
かつて賑わっていた時代は遠い昔になったんでしょうか。
所々に昭和で止まったかのような店構えのお店が残っています。


アーケード裏のスナック街からかつての映画館を望む

アーケードの裏手には細い路地にびっしりとひきめきあうように飲み屋街が。
ここはかつて「赤線」と呼ばれた色街だったようで、その残り香をいまなお嗅ぐことができます。
そんな旧赤線街から聳え立つ大きな建物は映画館。
「高崎電気館」という映画館で、今もイベント上映をしながら健在のようです。
実はアーケード街にはもう一つ映画館の建物があるのですが、白い塀に囲まれて工事中。
解体されるのか、改装されるのか、その行方が気になります。


さて、ちょっと市街地をぶらりと歩きながらバスに乗って、目的地へ。


高崎白衣観音 デカすぎて頭が見切れてしまったw

白衣大観音。
近くから見るとそのデカさに驚かされます。
その証拠に、Diana+Fで撮ると頭が見切れてしまった……


白衣大観音 どうしても収まらないなぁw

X(Twitter)の写真で全部収めた写真をアップしてますので、そっちをどうぞ(笑)
実はこの観音様、中に入ることができるんですよ?
胎内めぐりと呼ぶそうですね、20体の仏様が納められていて、お参りするわけですが、私も中に入りました。

この大観音は昭和11年に建立されたもので、所々にアールデコ調の装飾が残っていますね。

一番高いところからの眺望は抜群。
何だかご利益ありそうです。


二日目は高崎から信越本線に乗って終点の横川まで。


終着駅の横川駅。かつては軽井沢を超えて長野、そして新潟まで伸びていたんだけどね。


横川駅すぐの碓氷峠鉄道文化むら。

横川駅のすぐ近くには鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」があり、懐かしい車両が多くみられます。


鉄道ファンならじっくり時間持て余して回りたいところですが、今回の目的はそっちでいんですね……


ここからトロッコ列車に乗ります。

先程書きましたが、信越本線は横川駅から軽井沢を経て長野、そして新潟まで結んでいたんですが、横川から軽井沢まで上り基調なんですね。
60パーミルという急こう配を、かつてはアプト式と呼ばれる機関車が客車を引っ張って上っていたんです。
前述の「碓氷峠鉄道文化むら」でも実際に碓氷峠を走っていた車輛やアプト式のレールも展示されているので、見ておくといいですよ。


煉瓦式の建物、旧「丸山変電所」。

途中、旧丸山変電所の前にトロッコ列車が停まります。
丸山変電所は明治45年に信越本線が電化されるのと同時にできた建物で、ちょうどこの日は内部公開日でもありました。
停車時間短かったので内部は見なかったけど、この外観見るだけでも価値ありますよ❓

トロッコ列車の終点で降りた後は、アプトの道と呼ばれる廃線跡の遊歩道を歩きます。


アプトの道はトンネルの連続。

アプトの道は横川駅から熊ノ平までの約6㎞、かつての信越本線の廃線跡を遊歩道として整備したもの。
レールこそ撤去されていますが、そのぶん道はフラットなので歩きやすいです。
通しで歩くのいいけど、今回のようにトロッコ列車を途中まで利用すると楽でいいですよ(なお、トロッコ列車の運行日は3月から11月の土日祝日、お盆期間は毎日運行、1日5本)。
山間部を通るので、トンネルと橋梁が繰り返し続くコース、いかにここに鉄道を通すのが大変かがうかがえます。
トンネルはどれも煉瓦積みで、時代を感じさせるものばかり。
長短さまざまなトンネルを出たり入ったりと、「スタンド・バイ・ミー」の世界が繰り返されますが、蒸気機関車の当時は大変だったでしょうね。
窓を開けたままお弁当を食べたら、トンネル抜けるとご飯の上がごまだらけ……もとい、煤だらけってなんてこともあったんでしょう。

そして、いよいよこのアプトの道のハイライト。


碓氷峠第三橋梁、通称「めがね橋」。

めがね橋。
明治26年に竣工の国重要文化財。
使われている煉瓦の数、なんと200万8000個、高さ31m、全長91mの四連アーチ式鉄道橋。
脇からも見られるので、そこで撮ったのが上の写真。

勿論、下からも仰ぎ見ることもできます。
アプトの道からわき道が下の旧道に抜けられるので、そこから見ると迫力が分かります。


アプトの道の終点「熊ノ平」。

めがね橋からさらに30分歩いて、ようやく終点の旧「熊ノ平」駅へ。
ホームと軽井沢へのレール、昭和12年築の変電所が当時のまま残っていて、これぞ”鉄道遺産”。
ここから先は立ち入り禁止なので、軽井沢へ更に向かうなら旧道に降りて進めばいいのですが、今年の台風による土砂崩れで通行止めなんですね(一番楽なのが旧道を通る路線バスの1日1本あるのでそれに乗る手ですが、前述の理由で台風の影響で運休中なのが残念)。
そして、歩き通したのでここで休憩。


あらかじめ買っておいた「峠の釜めし」
横川に来たなら必ず買っておきたい。
折り詰め弁当が主流だった昭和30年代、益子焼の陶器で詰めた釜めしを売り出したところ大人気になった駅弁。
車内で食べるのもいいけど、アプトの道を歩き通した後でのお弁当は格別。
まあ、陶器なので持ち帰りは少し重くなりますが、これはこれでいい重いで……もとい、思い出になるでしょうw
持って帰った容器はお菓子の入れ物に使っています。

帰りは同じ道を辿って横川まで戻って、今回の群馬の旅は終了。
途中に日帰り温泉もあるので、そこで疲れをいやすのもアリですよ。
※なお、アプトの道は1日中開放されていますが、トンネル内の照明は夜6時になるとすべて消えるので、夜間の歩きはお勧めできません(当然、懐中電灯必須)。

これから12月、年末年始で忙しくなりますが、合間に所々お出かけして、Dianaで写真撮りまくりたいと思っています。
ではまた。


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