女の価値と年齢が切り離せないのは、日本男子の「若い子好き」による弊害だ。

オスとメスの生殖的な観点からすれば、若いほうがいいと相場は決まっている。「子孫を残したら、あとは死ぬだけ」なんて虫や魚のような一生を送るつもりならば、若い女を求めるのが正解かもれない。
しかしその観点からすれば、オスだって若いほうがいいことになる。すでに中年の域に達した男女は、生殖的にはピークを過ぎていることを自覚し、パートナーに求める条件を再検討したほうがいい。

子孫以外に何らかの使命を遂げるつもりで生きている「高等な人間」は、パートナー選びに若さを重視しない。自身が持っているモノ（美貌、財力、知性、才能など）が歳とともにアップすれば、おのずと相手に求めるモノは減り、より「愛だけで繋がる」崇高な関係になれる。

年齢で女をジャッジする繁殖動物レベルの男になど相手にされなくても、熟女のプライドは傷つかない。己の年齢を気にしてしまうのは、熟女世代となった自分に自信がないからだ。