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Pythonを駆使してIPO(新規公開株)の情報を速報でLINEに通知させるやり方

今回紹介するのは下記の記事を応用したものになります。株などをやっているけどPythonを最近触り始めたといった初心者向けの記事になります。

株式投資などをやっていれば新たに上場する企業(IPO)の情報などは非常に気になるはずです。

東京証券取引所の新規上場会社情報のサイトを見れば新規で上場する企業の一覧が見れます。

ただしサイトを逐一見て確認する作業がめんどくさかったり、それらの情報をリアルタイムで知ろうと思ったら、それらの手段はなかなかありません。リアルタイムで新規で上場する企業の情報を確認できるアプリなどはあるみたいですが、無料ではなかったり、通知先がメールに限定されるているものも結構多いかと思います。

できれば普段使用しているLINEにその情報を通知されることができないだろうかと考えると思います。

実現したいこと

今回やりたいことはEDINETという金融庁が管理する法人の重要な情報を開示しているサイトから、新たに上場する企業が開示されれば、リアルタイムでLINE Notifyに通知させるサービスを作っていきます。

以下の画像のように自動でLINE Notifyに新規上場する企業の情報が通知されます。(画像では2021-06-18時に通知が来たもの)

スクリーンショット 2021-06-22 4.25.13


今回使うツールやサービス

今回は以下の3つのサービスやツールを使います。もちろん使用には一切費用はかからず無料です。

・Python
・GitHub Actions
・LINE Notify

Pythonとは

ここでは説明が不要だとは思いますが、プログラミング言語の一つになります。自動化の処理としては中心になるものです。

今回はPythonの3.7.4を使用します。

GitHub Actionsとは

GitHub上で実現できるCI/CDの環境になります。デプロイなどの自動化したいワークフローなどを記述して、定義したりすることができるツールです。実行したい時間帯を指定することで自動実行などができます。同じようなものとしてはCircleCIやTravisCIなどがあります。

LINE Notifyとは

LINE Notifyは外部Webサービスやアプリケーションなどからの通知をLINEアカウントのメッセージを通じてユーザーに配信できるサービスのことです。

必要ならライブラリ類をインストールする

前回同様にseleniumwebdriver_managerが必要であり、今回は新たにcsvを扱うためのpandasをインストールします。

$ pip install selenium webdriver_manager pandas requests

requirements.txtを作成する

次に上記のライブラリ類をリストとしてまとめるためにも、requirements.txtというファイルを作成します。ファイルには以下のように名称==バージョンで記載をします。

selenium==3.141.0
webdriver-manager==3.4.2
pandas==1.2.4
requests==2.25.1

以下のコマンドを実行するとファイルに記載されているライブラリ類を順次にインストールしてくれます。

$ pip install -r requirements.txt

前回作成したPythonのコードを利用する

前回作成したコードはこちらになります。

後々にEdinetcodeDlInfo_utf8.csvを使用するので、EdinetcodeDlInfo_utf8.csvというファイルが無い場合は事前に上記を実行してファイルを用意してください。

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